大阪石材社長ブログ

大企業ほど「事業再構築」に取り組んでいる

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今から約30年前の住宅建設は年間で約120万戸建っていた。(マンションも含めて)
ところが最近は80万戸となっている。
大手ゼネコンも成長するには自ら変身していかなければならない。
不動産事業へシフトさせるということだ。従来からの建設技術は持っている。
方向性はIoT(Internet of Thing)を使った街づくりという構想もあるようだが、トヨタのスマートシティーのような考えだろう。

3月6日三越伊勢丹プロパティ・デザインが関係者説明会を開き、自社木工家具工場「三越製作所」の技術力を提案力に変えて、グループ全体が「まちづくり開発」に貢献し、2030年に売上高700億、営業利益50億の目標を掲げている。
この環境事業の顧客は外商顧客を主としてリフォーム、新築物件を手掛けるとし、現在も4件ぐらい億を超える受注があるそうだ。
伊勢丹は百貨店の売り上げがコロナ後回復はしているが180億を超えたところでコロナ前よりは微増だ。
そこで大きく舵を切って、不動産から手掛ける住環境分野に乗り出した。
従来のような不動産と建設という枠組みがなくなり、新たなビジネスモデルの構築を目指す改革を進めている。
これを成功させるには従来なら技術蓄積の時間が5年はかかる。ところが、今はM&Aによって世界中の企業同士で力を合わせ挑戦できるグローバル化された土壌がある。

自動車業界のイーロン・マスク氏率いるテスラは、生産量をトヨタ1000万台の倍の2000万台にするという小型車の市場を拡大する戦略を打ち出した。

世界中の産業が大きく構造改革を余儀なくされているのが現代だ。

われわれの石材業界でも線香屋さんが墓石屋さんをM&Aで傘下に入れ進出してきている。
少子高齢化で量的な発展が望めないのも事実だが、関連業界からの新規事業に乗り出す傾向はますます続くだろう。

われわれ零細企業こそ、自らを改革し新しく事業再構築をする覚悟がいる。

みなさんは自分の仕事・人生の再構築どう考えられますか?

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