大阪石材社長ブログ

「今の世界」見たまま

投稿日:2022年3月18日 更新日:

アメリカの連邦準備理事会(FRB)が金利を0から0.25に利上げすると発表した。
世界の自由主義陣営が今後大変なことになることは間違いない。

ここ2年でアメリカのダウ平均株価が5割以上が上がって、世界の株式時価総額を60%押し上げたのは良いが、半導体の不足で物価が8%上がり、40年ぶりのインフレーションになっているが、賃金も上がっている。
インフレを抑えるためにFRBは2023年には3%弱に目標定め、2022年に金利を0.25%ずつ7回上げていくということになった。

発展途上国にとってはブレーキになるどころか債務の利払いが出来ないかもしれない状況になる。
もちろん日本も徐々に金利を上げざるを得なくなるのは間違いない。
金融の引き締めになり、物価が上がり、融資の金利も上がるので、企業は投資しにくくなる。

現状、世界は大きな2つの課題を抱えている。
1.コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大での経済の停滞
2.ロシアのウクライナ侵攻による経済損失

民間企業への影響は人流抑制のため、人出不足でコンテナーが荷揚げが出来ず、コスト高の上に輸送費も値上げとなっている。
さらにロシアのウクライナ侵略戦争が始まって具体的な生産財の原材料の高騰や小麦をはじめとする食材料の値上げもあり、生産物価の値上げのコストインフレと同時に消費物価も上がってきているダブルパンチの状態だ。

そこに金利の値上げで企業家の投資意欲が減退し拍車をかけるように景気は停滞するようになるだろう。
経済が繁栄するのは自由と民主主義とルールを守るという価値観の共有があって成り立つが、一方では共産主義的な経済体制を堅持しようとする側との摩擦が生じて右往左往することが起こる。

世界はロシアなどの世界秩序を逆走するような政治的な侵略行為によって、経済も混乱を余儀なくされる。
日本は世界の第3位の経済大国であるので、方向性を見失わないような政治的なかじ取りが要望される。
一方、企業家は経済の活性化に市場を発展させる活動が期待される。

皆さんは世界の中で生き抜く指針どう思われますか?

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