骨折は誰が治してるのか?

投稿日:2015年6月28日 更新日:

大腿骨骨折と聞いたのは事故の翌日の朝だった。
昨日は仲間の石材業の人との懇親会であった。

骨折した本人はホスト側の役職であったが、
普段から酒が好きでたくさん飲むのである。

宴も終わり二階の階段から転げ落ちたということだった。
この事故には二つの意味がある。
1.ホストである側の役職の人間が失態しまわりに迷惑を掛けたという社会的な意味。
2.肉体と心を自分勝手に使った自業自得という意味。

その後の経過は、徐々に体重掛けるリハビリをすれば二ヶ月で少しは歩けるとの診断だ。
人間なら誰でもみんなに迷惑かけたことがある失敗はするものだ。(不完全だから人間は)

こんな時どうすれば良いかと問われたら、
素直に「反省」し「生活態度を変える」と当たり前に答える。
しかし自分の意志で生活習慣を変えれるかが疑問である。

一ヶ月弱たって、見舞いの人から聞くとお酒もタバコもやめてるので顔色も良くなり、
順調に手術のあとも回復してるそうだ。

これは一体誰が治してくれてるのかである。

村上和雄先生は「サムシンググレイト」と表現されるが、
中村天風は「生きとし生きるすべてのものは、蚤や、バッタや、 
こおろぎや、あめんぼうに至るまでも、
みな、生命エネルギーを持っているし、生きてる。
その生命エネルギーは自分で造ったものではありません。
宇宙から分与されたものである。
その宇宙エネルギーとは、一体何なんでしょう。
現代のように、科学のまだ進歩しなかった時代の人間は、
宇宙エネルギーの本質をつかむ余地もなし。
知識がそこまでないのですから、ただ宇宙のエネルギーの不思議な現象を見て、
これにやにわに、神、あるいは仏と名をつけてしまった。」

「神」や仏」と表現されてる。
私もこの説に同感だ。

この骨折を治したのは「サムシンググレイト」であり「神」「仏」である。
別の表現で言うと、
扇風機(からだ)とコード(心)でもコンセントをさして電気(神・仏)につながないと、
扇風機は回りません。(天風さんの比喩表現)

電気は人間が作り出せるのでなく、宇宙に蔓延してるのを借りてるんですね。
借りる道具は人間が考え出してることは確かだ。

だから、何も盲目的に宗教を信じなさいといいたいのではありません。

身体も心もどちらも動かしてる。
眼に見えない宇宙の力(エネルギー)があることが確かである。
この生命エネルギーが主人公で「心」も「体」も道具だと言い切る。

近代社会は理性至上主義で、理性で肉体を治し、心をコントロールして、
考えが主人で心と身体を統御できると考えている人が多いのも事実だ。

もし人間が理性で完全を獲得できるなら、
どうして医者と警察、裁判所、薬屋があるのか?

理性の発達しない人がいるからだと答え、俺は賢いと傲慢な差別意識を持つのだろう。

人間は大自然の宇宙から見れば、ちっぽけで、
引力の法則や地球が自転してることを少し知ったに過ぎない。
人間は元来、不完全なものであるから謙虚さがいる。

理性が主人か、自然が主人かと考えると、二つの生き方がある。
1.自分がどうよき人生を生きるかと考えて行動する。自己中心の利己的発想
2.宇宙から授かった命を自分はどう生かし(使命)、世のため人のために役立つかという
利他的発想
この発想方向がある。

私は人類の進歩とは1番の自己中心的利己的発想から2番の利他的発想で生きる人が増えれば、現代の世界が戦争の地獄から平和の極楽になると確信している。
もちろん個人の人生も他人に良きことをし、社会に貢献して喜びを味わい幸福になる。

今、人類はこのプロセスを歩んでいるのである。

皆さんは宇宙にスイッチONされてますか?

-生き方
-