人間関係構築のコツ

投稿日:2014年3月2日 更新日:

米国の心理学では人間を支える三つの柱がある。
1、SELFセルフ=自分の世界を持つ、本を読む、音楽を聞く、坐禅する。
2、INTIMACYインティマシー=親近性と言う意味だ。
  つまり親しい人たちの関係、妻、子供、親友、地域の仲間
  〔人間はこんな人たちに支えられてる〕
3、ACHIEVEMENTアチーブメント=達成と言う意味で、目標立てる。
  仕事でこうやりたい、ゴルフのハンディがいくつになりたいという生きがいを創る。

面白いのは
セルフを大事にするのは英国人で自分の世界を持つのが上手い、バードウォッチングなど
米国人は家族関係や愛の問題がうるさくインティマシーを大事にする。
日本人はアチーブメントが強く仕事も趣味も目標決めて進めるのが上手い。

日本人が仕事好きで、
目標決め進める性質が世界最高の品質に仕上げる商品を生み出すのだ。
弱いのは親しくなること。近親者をはじめ他人との人間関係を構築することだ。
我々の幼いころは『他人に迷惑かけるな』『自分の言動に責任もて』といわれて育った。
だから、中途半端に解っていることは出来るだけ言わないし責任が取れないから黙っている。
すると、なにを考えているか解らず、近親者と意思疎通ができなくなる。
そのうちに黙ることに慣れてしまう。

「正解がある」という教育を学校でも家庭でもされているのである。
それが決定的に人間関係構築ができない『原因』である。
実は「正解はない」と言う教育がされていないのだ。

だから、自分はいつも正しいことをしなければならないという脅迫観念を持っているのが
日本人気質だ。
即ち自己正当化である。いつも正しいことをする。
だから建前と本音的な表現をされる人間となるのだ。

言いかえると自己正当化している人は他人とキャッチボールの会話が成り立ちません。
ドッチボールでお互い傷つけあうボールの当て合いしかできなくなる。

では、どうするかといえば私流の人間を支える三つの柱を紹介する。
1、自己受容=良いとこも悪く磨かれてないと子も自分を受け入れる。
2、他者信頼=他人のことを約束を守るぐらいの簡単な信じ方でなく、全幅の信用をする。
3、他者〔社会〕貢献=他人に役に立ち貢献することにより自分の存在や
  価値を感じる生きがいを持つ。

もちろん欧米のようにセルフ=自分と向き合い自問自答する自分を持つことは大事だが、
正しい面だけでなく、自分の磨かれて内面とも向き合うことが最も重要だ。
言いかえると他者への信頼も両面を受け入れることが自然にでき信頼関係も築ける。

やり方は他者受容だ。自己受容と全く同じだ。
他者の具体的な『丸いものが好きか、角ばったものが好きか』
『高いものが好きか、低いものが好きか』
だんだんと性質の面まで食い込むと
『暖かい感じが好きか、冷たい感じが爽やかに感じるのか』といったところに関心を持って、
絡みながら引き出して他者に関心がある会話すれば、
いとも簡単に人間関係が構築できるというわけである。

みなさんは自己受容し他者を信頼して人間関係をひろげ、深め、楽しんでますか?

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