子供というものは、親の言うとおりには動きたくなく、
わざわざ、当たり前のことするのでなく、
自分勝手な考えに基づく行動がしたくなる。
天邪鬼な行動をしてしまうものだ。
結果、親の言うことが正しかったと諭されるのである。
自我が形成される過程で、
とにかく自分が考えたことをやってみたい衝動にかられるのが事実だ。
思春期には『何が正しい』と悩む。
自分の意志と宇宙の意志のどちらを優先するかである。
私が上手く行く時はいつも宇宙の意志に従い、積極的に自分の意志で行動したときだ。
親や先生が『当たり前』のことをよく言い聞かせた。
嘘つくな、他人に迷惑かけるな、正直であれ、天に恥じないか。
人間として当たり前の規範だ。
これが宇宙の意志だ。
自分の意志は〔天動説的〕自己中心的なものの見方になり、調和が図れない。
宇宙の意志は〔地動説的〕他己中心的なものの見方になり、
行動すると自ら調和し、進化発展する。
自分の努力が宇宙の意志に合致する行動をとればどんな人も繁栄をもたらすのだ。
聖徳太子も現実に見えてるものは仮の姿だと『世間虚仮 唯仏是真』と言って、
自分のものの見方は、全体の一部をとらえるが
見たいものしか見ていないと言うのだ。
だから仮の姿と表現されてるのである。〔唯仏是真については後日書くことにする〕
私たちは、周りのあらゆるものの縁で生かされてるのであり、
当たり前の実行を自分の意志でコツコツ続けることで、
繁栄と進化を享受できるのである。
稲盛和夫さんは『宇宙の意志と調和する』このことが進化発展のベクトルであり、
宇宙にはこの力が存在すると断言される。
第二電電の成功やJALの再生という具体的な偉業を成功されて語られるのには脱帽だ。
皆さんは自分の意志で『正しい』を頑固に通して
コミュニケーションがしにくくなっていませんか?