SNSとマスコミ

投稿日:2020年2月20日 更新日:

マスコミと言われるテレビやラジオや新聞には公的基準が課せられているので、
視聴する我々は放送されることがすべて真実のように錯覚してしまいがちだ。
大多数の人が信じるとトレンドとなってしまって流行や社会的な常識まで作り上げるようになる。

もちろん、公平を期して逆な意見を報道されることもあるが、
冷静に事実を検証された少数の意見が報道されているかはわからない。
マスコミが体制や政治家といった公的な人や組織を批判することは、
正義をバランスよくする使命と言論の自由を守るという大義があるからだ。

人間が報道してる限り、行き過ぎもあるので我々自身が判断することが民主主義の根幹だ。
報道を信じる信じないは自己責任意識が必要だ。

情報化社会はSNSが発展し、普通の人が放送局になれる時代でもある。
出会い系サイトやユーチューブなどで発信されることを鵜呑みにして、
詐欺にあったり、殺人事件まで起こってるのが現代だ。
SNSは公的な規制があるわけでなく、プラットホームのグーグルが検証してるわけでもない。
自由に参加できるのがプラットホームだ。

コロナウイルスが船内感染しているダイヤモンド・プリンセス号から14日ぶりに下船された陰性の人のインタビューが報道されていた。
フェアーな報道かもしれないが代表的な報道を二つ紹介したい。
1、下船されてどのような心境ですか?
  「船外の皆さんの助けを感じありがたい、特に味噌汁をいただいたことでほっとした」
  「この2週間でいろんなことを考えさせられた。今までの人生を振り返っていやな生き方だった。
   これからは人の役に立つ生き方をしたいと思います。」こう答えられた。
  (私の想像ですが、今まで苦労されてきたんでしょうが、贅沢な船旅をされ満足されていたし、
   このぐらいは苦労したから当たり前と思っていられたが、このような事態になり不安な思いをさせられることで、
   高望み過ぎたように感じられたように感じた)
2、下船されてどう思いますか?
  「14日という長い期間苦しいことはありませんでしたか?」という質問に
  「いや、楽しかったしお金も払い戻してくれるということだから、また船旅します」
  「別の船旅も申し込んでいます」
  アナウンサーが「船内で困ったこととかなかったですか」
  「船会社には良くしてもらいました」
  アナウンサーは続いて「何かほかに対応に気になりませんですか?」
  「別に楽しく過ごせました」
  奥さんがアナウンサーの意図を察したのか
「日本の対応には少しがっかりした」という政府側の意見を引き出すような問だったように感じた。
私の主観かもしれないが、情報の「公」についての判断は自己責任だ。
今の脳科学では「常識とは主観」と断言してる。
日本には1億3000万弱の常識があることになる。
自分の常識も育った環境や学んだことに規定されるということだから、
人間関係構築はスマホの一方通行がいいのもわかる気がする。

皆さんはSNS,マスコミを使い分けて情報聞かれてますか?

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