「コロナショック」に思う

投稿日:2020年6月15日 更新日:

経済の発展は都市の出現からだ。市が立ち、手工業者が集まってみんなが集まりモノを交換する。
これがさらに発展すると、工場制手工業となり量産する。さらに人間の手から離れ機械化する。
イギリスを中心に産業革命がおこるのは皆さんもご存じでしょう。

技術の進歩によって機械が発展すると工場で働く人がいる。イギリスでは当時輸出するものは毛織物だった。
そこで地主は羊毛を生産するために「囲い込み」といって土地を収奪し、貿易を促進した。
今までになかった階級の資本家も生まれ、賃労働者も生まれるようになったのである。
20世紀の初頭になると、ドイツや、フランス、ロシアがバルカン半島に南下して経済的市場の争奪戦が始まるのである。
ドイツは潜水艦で近づく船舶をすべて攻撃し沈没させたのを欧米はカンカンになって怒って始まったのが第一次世界大戦だ。

1919年ベルサイユ条約が結ばれ終結するが、ドイツの当時のGTPの20年分の賠償を課され、植民地は取り上げ、
武器などの製造や研究開発などを禁じられた。日本はこの間欧米がアジアに目が向かなかったんので国益は増えるのであったが、
満州の線路の爆破で1933年リットン調査団が来て、日本の侵略にくぎを刺し、欧米と戦争することになっていくのである。

コロナショックは世界が巻き込まれた自然が相手の戦いである。各国は経済を元にするためにアメリカでは200兆を即刻だし、
さらに追加を予算で組んで出している。日本も100兆円という予算にさらに追加する始末だ。イギリスは給与38万限度の補償する始末だ。
もちろん日本の財政は国債発行をすることで補い、それを日銀が買いとるという仕組みだ。ところが国家のGDPマイナス成長しようとなってるのに、
株価は一時は下がったが、世界的に上がってるのである。実体経済とは全く違う動きをしてる。
1923年10月のニューヨークの株が最高値をつけ二か月後に大暴落し、失業者が街にあふれ教会の炊き出しを求める姿を思い出す。
現実の世界のGDPは9500兆円だが、金融投資の動いてるお金は20倍に近い20系であるといわれている。
不安をあおるつもりはないが、世界大恐慌が来るかもしれないと考えるのも当然ありうる可能性の一つだ。

皆さんはいかが考えますか?

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