コロナウイルス後の新しい価値観

投稿日:2020年6月17日 更新日:

コロナウイルス感染拡大を防ぐには、手洗い、うがい、マスクの着用だ。緊急事態宣言も解除になり自粛から新しい生活を始める。
ここで学んだことは、ITを使って働き方を変化させれることに確信をもって、何でもかんでも全員が集まらなくても必要なことを話し合えることが解った。
今までの移動時間を削減でき、なお遠隔にいても同時に話し合えるIT技術がある。同時に同じ場所にいなくても飲み会もできる。

もちろん顔を見て、表情の機微を感じ取って話すのは楽しいが、そこそこ知り合いならそんなこともわかるから大丈夫だ。
外出自粛によって、多くの会議や勉強会がZOOMによる会議と変化してきた。

大阪の感染者数が毎日発表されるが、0が多くなってきているのに清潔好きな性質と、他人にうつしたくないのでといった理由から電車の中でも、
会社で仕事するときもマスクを着用するのが常識になってきている。三密を避け多くの集まる場所にはいかず生活習慣も大きく変わった。

一番目は「他人を思いやる気持ちの行動」だ。

さて二番目に感じるのは、今まで無意識に飲み会や旅行を楽しんでいたが、外出しなくても充分楽しい生活ができることに気づき、
「足るを知る」心も生まれてきたのである。

戦後の物のない時代にはお金のことを言うのは、はしたなく恥ずかしい人間だという価値であった。
自分の利益より世間体(公)の方を一番にする考えは封建的で排他的に考えがちだが、「私」より「公」を重要視する意味では美しい。
逆に世間体がなくなることで自己主張がきつい人が目立っていたが、今は多くの他人に迷惑かけたくないという謙虚な行動に変わっている。
自己主張でなく「思いやり」の自己表現へと変化している。

「自分だけ」という自己中心的な生き方でなく、もっと心の充実した生き方へと変化してきてるように感じる。
コロナウイルス感染拡大という「公」をみんなで守り、世の中をよくしようという世界観が見えてきた。

世界がコロナウイルス感染に対する処方箋を実行しているところだが、日本の文化がはぐくんだ利他心がよみがえってきてる様に感じる。
「利他心」と「足るを知る」この謙虚な心はコロナウイルスが引き出してくれたに違いない。
世界は保護貿易的な自国主義で自国をを守ろうとする力が働いている中で、日本は今どう対処するかを世界中が見守っているところだ。

皆さんは日本文化の謙虚な心、「利他の心と知足の心」どう思われますか?

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