「自己変革」し続けることが会社を持続的に発展させる

投稿日:2020年6月24日 更新日:

石材業界は建築や墓石、記念碑に庭の仕事を入れても5000億市場である。
その市場も墓地不足といわれた時期から比べると半減しているのが実情だ。
石材店が2万社あったのが8000社になり、ここ数年で5000社になる事でしょう。
しかし、この仕事がなくなるわけではなく、新たな市場を作っていくチャンスをコロナウイルスが教えてくれている。

具体的には石材そのものを商品として販売するより、サービス商品へ移行し、リアルとオンラインを併用していく過渡期である。
もちろん商品も墓地墓石という分類から、墓地と墓石を一緒にした商品が主流になってくるだろう。
その具体例がビルの中の納骨堂であったり、永代供養できるお墓であり合祀墓なのだ。

事業は時代の流れを洞察して、常に新しい取り組みに挑戦しなければならない。
商品であり、サービスを新しく生み出すということ、言い換えるとイノベーションしなければならない。
技術面やデザイン面や使用して現実の生活様式に合って満足感や感動まで考えた新発想である。

しかし、私たちはややもすれば、いままでの技術や保有してるデータを積み上げたものから考えようとする。
実は過去のデータが未来の役に立つかといえば必ずしもそうではない。
「こういう思想のものを作ってみようではないか」というコンセプトワークを先にする、
概念を先において、仕事を進めるのである。(例えば、月に行きたいというように)
そこから、このコンセプトを実現するために、どんな技術がいるか、どんなコミュニティーがいるか考える。
ボトムアップというより、トップダウンかもしれない。トップダウンといっても上司が命令する意味ではなく、
夢を旗印に衆知を集めるといったほうがいいだろう。概念を決めない自由会議は言いたい放題で気分がすっきりするだけだ。
そうして血のにじむような議論を経て具体的手段、方法を生み出す。これが会議というものだ。
具体的な現実問題の解決ばかり主張する議論はみんなが集まる必要がない。専門家に聞けば解決するし、専門書を読めばわかる。
このようなことを理解するには会社の全体像をイメージする必要がある。もちろん他部署が何をしてるか熟知する必要がある。

さて、このように自己変革を継続してやり続ける会社のみが、今後生き残れないのも事実だ。
それには自己責任のある仕事をする主体的な仕事人が育ってる必要がある。「不言実行」という言葉があるが、
実際ここまでやるのを期待以上にやるなら、その言葉は素晴らしいと思う。ある意味、自己に厳しい努力家といわなければならない。

実は未来を創っていくイノベーションを旗印にすることは良いが、目標や計画しても実際は自然環境の変化人間関係の変化など、
目に見えない変化が起こり、目標の達成は実に難しい。最初から「不言」で逃げを打つのが自己責任を問われないから一般的にはだんまりを決める。

私は部下にも厳しいが自分にも厳しくなければならないと「有言実行」を基本にしてる。
それは、人間とは愚かで怠け者で欲張りだと自覚してるからだ。自分を追い込まないと人間の遺伝子の利己心と本能に負けてしまうのが現実だ。
「まーいいか」と自分を正当化する。現実にできなくても妥協する。これでは成長はできません。

昨日の自分より今日は一歩でもより良くするから成長がある。
これは稲盛さんがいつもおっしゃる「土俵の真ん中で仕事をする」、それも、ど真剣に誰にも負けない努力をする。
口で言うのは簡単だがみんなの前で宣言できるかどうかですね。宣言する人は潜在意識に手を突っ込み知恵がわいてくる。
有言実行、厳しいが達成したら喜びは倍になるし仕事を何よりも楽しめるよう考えれる人になること間違いなし。

皆さんは自己変革どのように自分を奮い立たせていますか?

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