自業自得から因果の法則の善因善果の実践へ

投稿日:2012年2月8日 更新日:

自業自得から因果の法則の善因善果の実践へ
私は心臓の冠動脈がつまる病気をした。
肉体はバイパス手術をして治してもらった。

さて原因は生活習慣病で,
睡眠時間の不規則や,食事のバランスが悪いこと、運動不足という指摘を受けた。
いわば自業自得だ。上記の指摘は肉体に関することだが、一番影響してるのは精神の
安定だ。

怒りや恐れ、悲しみという感情は誰にもあるが、
この消化解決方法が未熟なために、無意識にストレスを感じてるそうだ。

気分転換に酒を飲んだり、歌を歌ったり、旅行したり映画や買い物という方法もあるが、
一時的で根本的な解決ではない。

ここで突き当たるのは自分の心がどう出来ていて、どう対処すればコントロールできるかだ。

心は『自我』と『真我』の葛藤で出来てると読み解かれるのは京セラ稲盛会長だ。
『自我』=利己心で本能に支配され自分を守ろうとする低次元のの悪い思いを抱く。
    「悪い思い」憎悪、嫉妬、強欲、虚栄、猜疑心である。
『真我』=利他心で自分で努力して高次元の善い思いを抱くことで人間の心の奥に有る
「良心」
    「善き思い」愛と誠と調和で他人を一番に利する心である。

さて、生まれ持った自我を自分だと思い込んでいては、
「悪い思い」という原因を持ち「悪い結果」生むのが因果の法則だ。
根本的な解決方法は自分を利する利己心を克服して、
一割でもいいから「真我」の自分を作る努力をし、
「善き思い』という原因を持ち「善き結果」を引き出すことだ。

こうして「善因善果」の善循環をつくり因果の法則にのっとった心構えに気づき、
「真我」の割合を二割、三割、九割へ高めていく実行が大事だ。

西郷隆盛の遺訓集第二十六に、
『己を愛することは善からぬことの第一也。
 修行のできぬも、事の成らぬも、
 過ちを改むることの出来ぬのも、
 巧にほこり、驕慢の生ずるも、
 皆自ら愛するがためなれば、
 決して己を愛せぬもの也。』

意味=自分を愛すること、すなわち自分さえ善ければ人はどうでもいいというような心は 
   最もよくないことである。
   修行の出来ないのも、事業の成功しないのも過ちを改めることのできないのも皆、
   自分の功績を誇り高ぶるのも皆、自分を愛することから生じることであり、
   決してそういう利己的なことはしてはいけない。

西郷さんは『私心』をなくすことを説かれた。
しかし、主体的に行動するには意志が無ければ行動はできません。
そのときの心は『天意』といって宇宙の心で行動すると言い放たれる。

まさに、稲盛さんも同じだ。
第二電電を苦労の末、立ち上げられた時自分に自問自答されたそうだ。
独占の通信はいけない。
お互いが努力する競争相手がいることで正当に価格を下げれると確信したそうだ。
そのとき『動機善私心なかりし』と心を固められたそうだ。

大事業を果たされる人の「善因善果」の覚悟と実践を盛和塾で目の当たりに聞いて、
信念を持って『善因善果』を実践し因果の法則を味方にすることを病気を通じて再確認でき、
自分の心が迷いから解き放たれ定まった。
『情けは人のためならず』こんなことわざありますね。

みなさんは因果の法則を実践されてますか?

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