使命感と給与について

投稿日:2012年3月21日 更新日:

使命感と給与について
松下幸之助さんは使命感と給与は半分半分といっておられる。
日本のことわざに『欲と二人連れ』と言う表現があるからというわけだ。

「使命感の無い給与は罪悪、給与の無い使命感は戯言」と二宮尊徳流に考えるとわかりやすい。
どんな人も給与だけで働く生きがいがあるわけではない。
自分の仕事振りが誰かのために役に立つ「使命」=ミッションがあって働きがいがある。

弊社でも会社説明会を行い、一度で30人近くエントリーしてくる。
特に女性が熱心で、ホントにガッツがあるので採用も女性の数が増えている。

そこで感じることは二つある。
1)仕事を自分が選択する姿勢は見受けられるが、
自分から好きになり仕事にあわせ学ぶ姿勢が少ないように感じる。

2)仕事を生活費を稼ぐという考えが少なく、
仕事をして誰かのために役に立ちという使命=ミッションより、
好きな自分に合う仕事がしたいと考える傾向が強い。

食べることは自動的にできると勘違いしてるような気がする。
逆説的に言うと生活し子供を育て、食べることが大事というのはガツガツしておかしく映る。

仕事をする姿勢でもっとも大事なことは二つある。
1〕仕事は人間生活を豊かに幸福感を感じるためにするのであって、
機械的に作業化し、自分が機械のように感情や心を失ってするものでないこと。
〔自分で機械みたいに作業化して人間疎外しないこと〕

2〕新しいことや困難なことが仕事にはつきもである。
こんな時知識教育を受けた頭の良い人ほど頭で納得しないと行動しない傾向がある。
『それはダメ』『無理で以前やりました』『やっても良いが必ず出来ると証明できますか』
こんな具合で行動しないし、臨機応変に体当たりでやらない。

過去やったことでも、現在は他の条件もいろいろ変化してるので『やってみなはれ』で行動してから、
考えたら良いのに、行動する前に理屈で納得しないと不安になるんでしょうか、
失敗を恐れるのかわかりませんが常識や固定観念から開放されなく、
純粋な疑問や純粋な思い付きを大切に出来なくなっていると感じる。

若いときこそ、もっと挑戦的に行動し体当たりで身体で学ぶことが大事である。
私はインテリではありませんから、考えて行動することのほうが少なく、
殆ど『良いな!』と思いついたら浅薄でも良いからやってみることを繰り返してきました。
随分周りを振り回し迷惑かけたでしょうが、
いつも同じ浅薄でなく少しづつは深く考えれるようになってきたと思ってますが自分で評価はできません。

頭で覚えたものでなく、身体で体得したことだから他人に伝えにくい。
ともあれ『生きがい』は自分で作るもので、その原動力が「使命と給与」の両方がいる。

みなさんはハイブリッドに両方もっておられるでしょうね!

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