大阪石材社長ブログ

「知・好・楽」に思う

投稿日:2021年4月21日 更新日:

「子曰く、人の生くるや直し。之を罔(し)いて生くるや、幸いにして免がるるなり。子曰く、これを知る者は、これを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。」
【意味】
「孔子先生は元来人は真っ直ぐなものだとおっしゃられている。それを曲げて生きているのは天罰を免れているに過ぎない。知る者は好む者に及ばない、好む者は楽しむ者に及ばない。」

論語雍也第六にある非常に核心を突いた箇所だ。私は「楽」の後に「遊」を付けて、「知好楽遊」と書きたい。
「知好」というのは個人的な興味と感心であり、人間の無明の扉が開き、自分で自分を創る自覚が生まれる。
「楽遊」はまさに孔子の説く「仁」を実践しアウトプットして生きる行動である。
「楽しく遊ぶように」で生きることだ。
どんなに辛くても、笑顔で遊ぶように仕事や日常生活を楽しめる人でありたい。
そんな人の周りには多くの人は寄り添い極楽(幸福)ができるに違いない。

中村天風は、「人生は心であり、観念であります」と言い切る。
これこそが、あなた方の人生を極楽にも地獄にもすることができる唯一のものだ。
「極楽だ」「地獄だ」と感じているのは、あなた方の心でしょう。
あなた方の心が地獄だと思えば地獄になってしまうんですよ。
あなた方の人生で何かがあれば、「ああ、楽しいな」「ああ、うれしいな」って思うようにすればいいんですよ。
悲しいこと、辛いこと、消極的なことがあったら、努めて「笑う」ようにしてごらん。
笑えば心持ちは何となくのびのび朗らかになる。
笑って「腹立つこと、悲しくなること、辛くなること」は絶対ない。

天風さんは世界中の医者を訪ねて、自分の病を治そうとしたが無理だった。
インドで偶然カリアッパ師と出会って、病を克服するには本を読み、努力することが大切だと悟る。
カリアッパ師が天風に問います。
「お前はね、その病に感謝しなさい。病があればこそ一生懸命、真理を考えているんじゃないかな」
「一病息災」という言葉があるが、一つぐらい病気があれば、そのために色々学び健康に気を付け長生きするということだ。

「知好」になって学びインプットし、「楽遊」になって明るく絶対積極意識で楽しく遊ぶように生きることを習慣としたいものだ。

皆さん自分の心を「楽遊」にアウトプットしていますか?

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