貧しさ(不足)は健康と心の強さを産む

投稿日:2019年8月23日 更新日:

青春とは「貧しい」ものである。
若い時にたくさんお金を持ち物資的にも豊かであれば、
働く気力も結婚して子供を育てることも怠って自分だけ楽しむかもしれない。

現代は年老いて単身者で暮らす人も多く、結婚もしない男子が増えている。
自力の貧しさ(不足)を克服する過程に運命的な出会いもあり結婚もする。

抱朴子曰く、「陰陽 交はらざれば、則ち坐(いながら)にして壅閼(ようあつ)の病(心身症)を致す。故に幽閉怨曠(引きこもり)、病多くして、寿(いのちながか)らず。

抱朴子も言うように、一人暮らしを楽しんでると性欲も失い気鬱になる。
自然に子供をもうけ子育てを楽しみ男女が助け合って生きるのが良いということだ。
仕事に生活に体当たりで生きていれば、
さらにより良くなりたいと思ってこそ自然な人間の欲求だ。
この思いが行動に表れ、身体も強靭に健康になるし、
毎日働き生活するには五欲をありのまま直接行動したら反社会的になる。
行動はあくまでも社会的秩序を遵守する。
必然的に五欲をコントロールしなければ続けられない。
結果、心も強靭となるのである。

仕事・人生の成果=「考え方×熱意×能力」とおっしゃられるのは京セラの稲盛さんだ。
思い・熱意・考えを正し、能力を伸ばしてくれる原動力が人間の五欲だ。

トルストイは
「一切の不幸せは不足から生じるのではない
 有り余るところから生じる」

私たちは自分をいつも不足な状態であることを自覚する事だ。
「思いが、志が、智慧が、健康が、勇気が、行動が、努力が」
みんな不足してるから発憤してがんばれるんだ。

皆さんは自分が不足していること気づかれてますか?

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