大阪石材社長ブログ

「春がくれば芽を吹く」

投稿日:2022年6月24日 更新日:

自然には回復力がある。
自然は生成化育する力がある。
大地に落ちた種は光を浴び、雨の潤いによって大きく育っていく。
種に力があるのか?大地に栄養があるのか?
養育する力があるのが自然だ。(大地・光・水)

自然の生成化育の力は私たち人間にもある。
自然界との関係を断ち人工的な中で暮らすようになったため、回復力が低下して、自律神経失調などから起こる抑うつ、適応障害、躁鬱、パニック障害というような現代病を引き起こす。

睡眠は昼間の行動の中で五感を通じた情報を洗い流してくれる。
禅では「洗心」と言うのだが、脳の中の必要のない情報を洗い流す。
だから、「無」だとか「空」だとかになろうと坐禅することでなく、ただ、情報を遮断していらないものを脳から放り出せばいい。
「ボーっとすること」だ。起きながら寝ている状態だ。
すると、自然から頂いた回復力が蘇って、必ず春が来て身体の芯から力が湧いてくる。
人間は欲が多すぎてボーっとするのがもったいないと睡眠を削ってしまう。
自分から身体を壊す行動になっているのに気付かない。

自然の回復力を得たら、自らを肯定的に捉え、創造性を発揮し、生への愛情が湧き上がってくる。
生きたい、生きたい、成長したい。
単なる性愛的なことでなく、健康な心持ちになればさらなる成長を望むものだ。
希望と愛と夢に満ちた志を抱くのである。

そしてそれは個人的な小さな欲だけでなく、大きな欲に膨らんで公人意識が芽生える。
大地が私たちに植物に与えてくれているように、どんな種にもである。
人にも社会にも自然にも善きものや行動を与える喜びは利己行(小欲)から利他行(大欲)へ転換していくのである。
このエネルギーは自分のモノでなく、自然が後押しし、渦となり大きく育ったものだ。
自然(宇宙の意志)は成長と調和にベクトルが向いている。
人間はただそのベクトルに合わせれば大志は成就する。

皆さんは日々のいらない情報捨てていますか?溜めて体調壊していませんか?

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