大阪石材社長ブログ

「一元で考える脳の習慣を作る」

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日常、現代人は無意識に生活や仕事の中で二元的な分類をする習慣がついている。
決して、悪いことではないが、体験の半分を捨ててしまうことになり、物事の全体像をつかめなくなる脳を作ることになってしまう。
柔軟な脳を作って、具体的な出来事をより良く解決していくには、一元的にすべてを受け入れることが大事だ。

学校でエジソンの話を聞いたことを思い出したことを書くことにする。
彼はいろんな実験をして、何度も失敗を繰り返した。
失敗したときに彼は「私は失敗したのではない。うまくいかない一万通り方法を見つけただけだ」

やせ我慢して自己正当化している言葉と受け取れるが、ご存じのようにエジソンは白熱球や竹のフィラメントを発明した。

彼は失敗を前向きにとらえ、成功するまであきらめず挑戦し続けた。
別の見方をすれば、人生における失敗者の多くは、あきらめたときにどれだけ多くの成功に近づいたかに気づかなかっただけだというのだ。

こんな言葉がある。
「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」

言い換えると何事も積極的な一元でとらえる習慣を能につけることを意識的にする。
普通に育って生きていると「善悪、損得、好き嫌い」の価値で自分を守ろうとするのが自然だ。
悪い人とは付き合わない、損なことはしない、嫌いなことは努力できないので選ばないと思考が働く。

逆に自分をより良く育てようという意志を持つと逆の視点となり「善きことして人の役に立とう、損してもいいが他人や社会がよくなればうれしい、嫌いなことにも積極的に挑戦し、自分のできる範囲を広げて自分を磨こう」と考えられる。

事物の光と影という二面性を丸ごと両方受け入れてこそ真理、本質がつかめ、一元的に全体像が把握できる

無意識に生きていると自己保存の利己心が働き、悪を避け、損を避け、嫌いを避けてしまうのも人間の本能だ。
老子は「両行」と言って両方をしっかりつかんで「無為自然」の法則に従えばスムースに解決すると教えている。

最近は二元的に思考することに振り回さ、うまくいかないのは困るので答えをチャットGPTに聞いて、それをそのまま採用するのが、一番解決が早いそうだが、思考力や想像力までAIに奪われることになるだろう。

IT化もうまく使わないと、AIに人間が支配される社会をつくることになると考えると人間の主体性がなくなる。

皆さんは無意識に二元的に選択する思考していませんか?

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