大阪石材社長ブログ

「富国有徳」の思い

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ロシアによる侵略でウクライナが攻め込まれている。
G7をはじめとする欧米の国々はウクライナ支援に、戦車の迎撃ミサイルや戦車を支援している状態だ。
一方でロシアを経済的に封じ込めるべく、銀行取引停止やロシアからの天然ガスや石炭を買わないように準備して実行している。
帝国主義の時代に歴史が巻き戻った様相になってきて、植民地支配や占領によって地図を書き換える争いが始まった。

私は二十数年盛和塾で稲盛さんの薫陶を受け学んできた。
稲盛さんは仏教に詳しく、「思念が業をつくる」という言葉を引用され、「業」とは「カルマ」と言い、現象を作り出す原因となるとおっしゃられ、思いは「善思善行」でなければならないと断言される。
宇宙の意志は「愛と誠と調和」であり、言い換えると「真善美」だとおっしゃる。
だからこそ、武力や経済力ではなく、事業においては自分を厳しく律して「王道」を歩めと諭される。
つまり思ったことが原因となり結果・現実になるからこそ、考える内容が大切であり、それは想念に悪いところが混ざっていてはいけない。
それは宇宙の意志に反することになり、また悪い結果が現実になるというのである。

これは稲盛さんが事業を通じて体得した絶対法則だとも語られる。
人間として正しい生き方は人類として正しい方向になり、地球の破滅を救うことになるという信念だ。
要するに、願望の大きさ、高さ、深さ、熱さを高めることだ。
そして血肉にして潜在意識に叩き込めと断言される。
「人間の能力は無限」だから、出来るまで諦めず、善き事を思い→信念→執念にまで高め行動する。
継続は平凡を非凡にし、夢や思いは人生を浄化するともおっしゃられているのである。

世界が戦争をどう回避するかと真剣に考えている現代こそ、稲盛さんの「富国有徳」を皆さんはどう思われますか?

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