大阪石材社長ブログ

「世界が緊張状態」~世界の中の日本の哲学確立しよう~

投稿日:2022年8月4日 更新日:

世界が民主主義と専制主義とに二分されている状況がある。
その端を発したのは2014年のロシアによるクリミア併合で、さらに今年2月24日にロシアがウクライナへの武力侵略を行った。
NATO には加盟していないがウクライナを助けようと、ヨーロッパの軍事協定を組むドイツはじめフランスの国々が武器援助をしだす。
もちろんアメリカも5兆ドルの武器援助をして、世界はロシアに対して金融・経済の物流面からも圧力を加えているのが現状だ。
その余波を受け日本のガソリン価格は高騰し、輸入物価の高騰から消費者物価に影響が出てきている。
お菓子や冷凍食品、生鮮品など3万もの物価が値上げラッシュだ。
今のところ2.3%増らしいがますます増加することは間違いない。

また、昨日アメリカ下院議長ペロシ氏が台湾訪問をしたことで米中の関係に緊張感が走ったことに私も危機感を実感した次第だ。
中国が台湾を取り巻いての軍事演習をすると威嚇してきている。
あくまでも台湾は中国の一つで、香港のように中国本土の共産党指導者をトップにつけ、民主主義を否定して専制主義化した一つの中国を実現することだ。

私もそうだが、今やほとんどの人が戦争を知らない日本では、憲法で100%戦争しないため、自衛隊という名で軍隊ではない。
日本が第二次世界大戦に終戦宣言をした時から、アメリカのGHQのマッカーサーが日本を統治することになり、一切の日本文化を否定し、教育は民主主義、マスコミもすべて検閲して統制され財閥も解体されたのである。
しかし、日本を植民地のように奴隷化するのではなかったことに救われ今日の経済大国日本ができた。

私たちは理想論として非戦を柱にしていることは良いが、侵略を仕掛けられ降伏したらどうなるかを歴史上の出来事「元寇」から読み解いてみよう。
日本で言う鎌倉時代、1274年(文永の役)に起きた元寇は、元(蒙古=モンゴル)が南宋(南中国)を攻めて降伏させ、さらに南下して高麗も攻めて降伏させて、日本を侵略しにやってきたことを言う。
高麗人は日本を攻める軍船を造らされ、南宋人は家族を人質に日本本土上陸の先頭に配置された。
これが戦争に降伏したものが従わなければならない掟で人権はない。
ウクライナは絶対に降伏しないだろう。
降伏してもしなくても彼らに待っているのは「死」か「奴隷」だ。
人権なんかは無くなる。
ロシアの戦士も亡くなっているのは先頭に立たされている中央アジアの異民族で、モスクワにいるロシア人はほとんど戦死していないのが真実だと報道している。

今後、中国が台湾を一つの中国にすることはほぼ間違いないだろう。
その時日本の政治姿勢はどうする。経済的な取引の関係はどうなる。
安全保障はどのように解決するか身近に問われることになる。
決して怖がることはないが、未来への道筋を持っておく必要がある。

そろそろアメリカの傘の下の安全保障の立脚、平和を唱える生き方から脱し、日本が独立国として緊張感持って世界の中で生き抜く哲学を持たなければならなくなってきている。
これが世界のスタンダードで、独立自尊の生き方を、政治的、経済的、文化的に確立した哲学を磨く時期が来た。
まず、それには日本の本当の歴史観を持ち、古典に学ぶべきだと感じる。

みなさんは日本の文化・歴史観どう思われてますか?

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