ユダヤ人は独特の服を着て髭を生やし帽子を被るという特徴がある。
世界のどこにでもいるが、メソポタミアにもエジプトの文化に染まりきることなく今日まで生きてきた。
経済学者の岩井克人さんは「貨幣のような人種であり、一神教を祀る民だ」というのである。
言い換えると、貨幣は交換のみが価値で、モノは腐るし長くは保存できないが、貨幣は貯まっても邪魔にならない。いつでも商品と交換できる自由さがあるからだ。
それを規制するのは金の保有量だったが、1971年のレーガノミクスからは、金本位制がなくなりドル本位制になって、世界は管理通貨制となるのである。
金本位制までの時代は富を生むのが労働者だと労働価値説が成り立っていた。ところが、世界中の貨幣の量が増せば増すほど「交換」重視となり、経済活動が投資から投機的な時代へと変貌してきたのが現代だ。
勿論、その後のIT社会にAIの進化もまた貨幣が投機的になったから生み出されたという。物流による交易の時代から、国家という枠組みが崩れ、人種という枠組みもなく、人は世界中のどこへでも移動し暮らすようになる。経済の現実をコントロールすることが、ますます出来なくなってきているという見方ができる。
世界銀行はドルを規制するのか、ユーロなのかということになってきているのが実情だ。地球国家という概念で地球法という法律に従い言語も地球語が公用語になるのだろうと想像される。
生産性を上げて経済の効率化を図り、あらゆるものがAIでコントロールされる時代となるだろう。生活もIoT化して、すべてがコンピューターによって自動的にコントロールされるようになる。
そうなった時、人間の存在はどう変化させなければならないかを想像すると、「人間としての知識」と「創造力」だけが残ると考えられる。
コンピューターやAIは過去の記憶を組み合わせ、予測は立てるが、新しく創造することはできない。
未来を生きるためには自分の人格を磨き、あらゆることに探究心をもって、哲学し斬新なアイデアを出す。それには高い志と強い信念で自分を自分で育て人間力を高めていくことだと確信する。
「学ぶことに年齢はない。」
明日を切り開くことにワクワクドキドキして毎日を楽しく生きる姿勢を日々の生活の中で身につけることだと察する。
みなさんはAIやコンピューターの時代どう生き抜くと考えられますか?