大阪石材社長ブログ

「人間は本来弱い」

投稿日:2024年2月25日 更新日:

人間は本来弱いから、生き抜くために大脳が発達したという。
恐竜は自ら肉体を強くするべく大きくなったということを聞いた。

若い時、その弱い自分を知って、強くなりたいと空手を習った。しかし、高校時代は喧嘩ばかりして武力で強がって、恐竜を目指していることになるだけだった。
周りのみんなが離れて行き孤独になったので、勉強で勝とうと2年生になって頑張ったら、学年で24番になった。(当時は成績順位が貼り出されていた。)
そこで、受験を頑張ろうとしたが担任の先生に「受験がすべてではないよ」と言われ、3年生の3学期まで生徒会の副会長をやることになった。
勿論、大学受験は志望校にはすべて落ちた。
浪人したものの志望校には受かったが、何とか大学には行った。
自分は何と弱い人間だと思った。
就職活動もせず社名がいいからと建築金物会社に就職したが適当な仕事の仕方にあきれて辞めた。
そこで、ゼミの先生だった学長に就職を依頼して第2の社会人人生が始まった。
そこで出会った社長が素晴らしい人で、創業から10年で70億の会社を経営されていた。
まさに、人生は出会いだと社長についていく覚悟を決めた。
すると面白いほど仕事が身についてきて楽しくなった。
ところがオイルショックで会社は倒産となり辞めることになった。
現在はその時で出会った理論物理学の先生の紹介で始めた石材の仕事を47年続けている。

出会いによって今日まで来たことは確かだが、なぜここまでやれたかというと、私が経験したように会社を倒産させては社員に悪いと思ったから、何としても会社をつぶさないということで頑張れたに違いない。

我々の若い時に流通革命を旗印にダイエーを創業した中内功はこんな言葉を残している。
「人間とは本来弱いものだ。だが信念とか使命感で行動するときは、なぜか果てしなく強くなる」
大阪の千林商店街の一角から這い上がってきたダイエーの中内功さんをあそこまでビックにしたのは、強く思う信念や使命感だったと理解し、自分の使命感を強く持つ信念こそが発展進化を支えると腑に落ちた。

みなさんは如何思います、人間は本来弱い?

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