大阪石材社長ブログ

「八つのほこり」について

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天理教を信仰なさっている方に良いことを聞きました。
心使いを正す意味の教えです。心使いが態度に出るとおっしゃるんですね。
なかなか説得力のある解説を聞きました。

1.「をしい」態度はやくざのようにかかとをすって歩く人。
心使いは人に何か上げるのは惜しい、出し惜しみして人に迷惑かける人。
2.「ほしい」態度はつま先でいち早くほしいと速足で歩く人。
心使いは人のモノ見ればむやみに欲しく思う人、そのモノに見合う努力もしない人。
3.「にくい」態度は人間が歩くとき一番先に出るのが膝で、膝が痛くなる人。
心使いは不都合があれば自分を棚にあげて他人のせいにして憎み、人が成功したといって憎む人。
4.「かわい」態度は自己中で自分がみんな好きな人。
心使いは自分や自分の子供がかわいいが、他人に対しては冷たい人。
5.「うらみ」態度は胸を患い心に一物ある人。
心使いはあいつがこんなことしたとしつこく恨み、恩を仇にして恨む人。
6.「はらだち」態度は腹が痛くなる人。
心使いは人が何か言ったと腹立てて、少しでも自分の意にそわないと腹立つ人
7.「よく」態度はよくツッパリと言って肩が突っ張る人。
一人余計にモノやお金を欲しがったり、人を貶めて地位や名誉を欲しがる人。
8.「こうまん」態度は頭痛で知恵高慢ちきということが身体に出る人。
心使いは自分の知らないことでも知っているような顔をしたり、人より偉い顔して通りたい人。

心使いが身体にも出るし、身体の使い方が心の使い方になるということだ。
心と身体が一体であるということを意味するのは般若心経の「色則是空 空即是色」と同じことだと感心する。
この教えは心使いの教えであると同時に体の使い方を正す具体的行動にも通じる。

私は常々科学一辺倒の唯物論がすべてという判断には少し行き過ぎを感じていたが、また一方唯心論的な心がすべてという考えも行き過ぎのように感じていた。
まさに、「色即是空 空即是色」であり、科学と宗教の合一こそがよりモノの本質へ学べると察する。
しかし、現実は二元論的な相対化して判断する傾向が強くあり、日本の「中道」を導く主体的な思考力をさらに磨くことが肝要と感じる。

皆さんは「八つのほこり」どのように受け散られますか?

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