会社説明会リニューアルトーク

投稿日:2013年11月22日 更新日:

この寒い中10名ほど会社説明会に来ている。
希望と不安が入り混じった緊張感が伝わってきた。

総務の人事担当の野金君が会社説明会ではもっと人間くさく、
具体的なエピソードを交えた話をトップのメッセージにしたらどうか?
心の共感を得て生の姿が感じれるように伝えてほしいと熱く語ってくれた。
たぶん採用の判断基準が厳しくなって、予定人員に達してない責任感からだろう。
彼女も必死に考えてくれ助言してくれた。

そこで今日は大学時代に就職活動を第一号でした話から入った。
当時「鬼塚シューズ」〔現アシックス〕を飛び込みで受験させてもらい、
最終の鬼塚喜八郎社長の面接を受けたが滑ったことや!
亡くなられる数年前に知人の講演会で鬼塚会長に再会し、
講演後の懇親会で酒を交わし42年前の面接の話しをした。

数ヶ月たって、丁寧な手紙が和紙にしたためられ送られてきた。
〔秘書に聞くと年中休みなしで活動されてるとおっしゃられていた。〕

創業当時の「不安」な気持ちに揺れ動いた偽らざる心境と起こった事実も話した。
不安だからこそ、不安が行動力のエンジンにもなったし、
不安だから社会環境の現実を客観的に学ぶきっかけになり、
講演会や勉強会、中小企業の団体などに入って真剣に学ぶことになった。
当時は営業もやり現場もこなし資金繰りもやって時間のやりくりをつけていた。

そんな話の中で就活の学生に聞いてみると40,50と会社説明会に行ってるようだ。
たぶん気持ちは「不安」にちがいない。
そこで、キエルケゴールの言葉を紹介した。
1、不安を感じることが人間が人間としての出発点
2、不安は希望の土台
3、死を絶望と取るか、希望と取るか?

みな真剣なまなざしで聞いていた。
若いということは可能性が一杯あるということだ。
是非、自分で可能性の扉を開く勇気と、行動をし続けてほしい。

イチローは「『できなくてもしょうがない』は終わってから思うことであって、
途中にそれを思ったら絶対に達成できない。」と言っている。

坂村真民さんは「すべて
       とどまると
       くさる
       このおそろしさを
       知ろう
       つねに前進
       つねに一歩」

不安は安心へ導く原因に過ぎない。
恐れて行動を止めたら、不安は増幅する。

みなさんは若き時不安とどう向き合いましたか?

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