「坐禅をして仏になる?」

投稿日:

坐禅をして悟りを得ようと馬祖道一は修行に励んでいたところ、南嶽懐譲禅師(六祖慧能大観の弟子)が、ある日瓦をごしごしと磨きだした。
馬祖は変に思い「何をなさっているのですか?」と訊きました。
「うん、瓦を磨いている」「瓦を磨いてどうするのですか?」「鏡にしようと思う」
これを聞いて馬祖は「瓦をいかに磨いても鏡にはならないでしょう」と言った。
すると、南嶽は「お前はここで何をしている」と訊いた。「坐禅をして仏になろうと思っています」
南嶽は「瓦を磨いても鏡にならないように、坐禅をしても仏にはなれまい」と言った。

驚いた馬祖は「それでは一体どうしたらいいのでしょうか」と問いました。
南嶽は「もし牛車が動かなくなったら車を叩くか、牛を叩くか」というものでした。
この言葉で馬祖は南嶽のもとで修行することを決めたのである。

これの意味するところは「坐禅」は方法論であって、馬祖は坐禅を作業としてルーティーン化していたのを見抜いたんもである。
最も大事なことは本来持っている鏡を磨いて、さらにきれいにする、そのきれいな心で自分の仏心を自覚する。
ここがポイントなので外の瓦を磨く作業をしているものではないのである。自分の内にある仏心を磨くのだといいたいのですね。

同時に大事なことはただ漠然と坐禅をしているのでなく、「やる気」を引き出し真剣に取り組むことが大事だと教えている。

無門禅師は「平成の気力を尽くしてこの心を極めよ」と言っています。
土俵の真ん中ですもうとるように、ど真剣に取り組むからこそ見えてくるのだと諭している。
「ただ座っていても何にもならないよ」と南嶽さんの声が聞こえてきそうだ。

皆さんは坐禅していれば仏になると思われますか?

大阪石材社長ブログ

2021/05/05

「ポスト資本主義」はどう進化していくか問われている

新型コロナウイルスの変異株が早いスピードで感染拡大して、3度目の緊急事態宣言が東京・大阪・兵庫・京都の4都府県に出されて ...

大阪石材社長ブログ

2021/05/03

「苦を楽に転悟する」のが仏陀の言いたいこと

何のために働くのか?普通は「生活するためだ」と答えるが、最近の若い人は「やりがいを持ちたい」と言う。やりがいは仕事にある ...

大阪石材社長ブログ

2021/04/29

「全肯定の人生観」に思う

人間は生まれた時には無知無明で恐怖と不安だけがある。母親を頼りに乳をもらい、外敵から守ってもらわなければ生きられない。外 ...

大阪石材社長ブログ

2021/04/28

「文化力の時代」がやってきた

今、世界は資本主義圏と共産主義圏の覇権を巡っての対立で、武力をちらつかせながら抑止しているのが現状だ。アメリカがウイグル ...

大阪石材社長ブログ

2021/04/27

「仁義」について

「書経」には東洋的なリーダーシップ論が書かれている。政治でも事業でも根本は人間の信頼関係ができなければ円滑に運営ができな ...

-生き方
-