記憶力が衰えるのは気のせいだ

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記憶力が衰えるのは気のせいだ
東京大学の総合文化研究所の准教授池谷裕二氏の「脳」の話が実に面白かった。
『健全な精神は健全な身体に宿る』
脳は自分のとった行動を観察して、『あ-自分はこう考えてるのだ』と理解する。
だから、『心』は強い表現を通じて自己理解に達する。

「こころ」とは身体に散在する。
よいたとえをすると『朝決まった時間に起きるという身体をつくると脳が活動しだす」
脳が活動するから身体が動くと考える人は意識的に身体をコントロールしてると考える人だ。
そうではなく、身体が動くから脳が動くというのは無意識が脳をつかさどるからだ。
脳は身体の反応を見ての動きだ。

こう考えると『やる気が一番』という根性論は成り立ちません。
とにかく、走り出す、体操する。
身体を動かす事で脳を目覚めさせる事が科学的なんだ。
この無意識に着眼するのが現代の脳科学である。
〔私も行動が一番といつも言ってるんですがね!自分を売り込みすぎですかね〕

脳の意識に着眼しすぎて生活や仕事すると自律神経失調症になって、
筋肉はこわばり緊張感の連続で仕事も人間関係も出来なくなるのだ。

だから『やる気』は身体〔無意識領域〕で迎えに行くのが正しい脳の使い方であり、
やり始めないかぎりやる気は出ないのだ。

たとえばこのブログも興味深く読む人はやる気充分だが、
仕方なく読んでる人はやる気なんかでないのである。

さて前説が長くなったが、記憶力は衰えないの証明を書こう。
1)『あれあれだよ、思いだせない』
子供のときは脳に知ってる情報が少ないから記憶が直ぐ蘇るだけの事。
大人になれば知ってる情報が多いので「あれあれ」となる。

2)『なかなか覚えられない』
子供のときは単語帳などを持って、覚える努力をした。
大人になると覚える努力を怠るから覚えられない、本気になったら出来る。

3)『すぐ忘れてしまう』
つい最近というと、
子供は三日前のこと、大人は半年ぐらい前のこと、
子供でも半年復習しないと思い出せない。
子供は忘れるスピードが早い。
たとえば5歳くらいの帰国子女は半年で英語が喋れなくなる。

4)『ど忘れが増えてるようだ』
子供も大人も一定で変わらないというのが実験結果である。

3)の時のスピードの問題と同じで子供は三日、
大人は半年だから数が多いから、ど忘れが少ないだけだ。
もうひとつあるのは子供は忘れても落ち込まないが、
大人は落ち込むので心理的に思い込んでるだけだ。

外の情報は体から脳へ伝わるのだ。
〔意識から身体を動かすと緊張状態が続きおかしくなるよ!!リラックスして集中だ〕
1)眠いから寝るんでなく、ヨコになるから眠くなる。
2)楽しいから笑うのでなく、笑うから楽しい。
3)ほしいから買うのでなく、見るからほしくなる。
4)街で魅力的な人とすれ違い、思わず目がいってしまったのでなく、
  思わず目がいってしまったから、街で魅力的な人にすれ違ったと思った。
5)あの人は時間にルーズだから今日も約束に遅れるのでなく、
  約束に遅れるから時間にルーズな人なんだ。
6)忙しいから時間がないのでなく、
  時間をとらないから忙しいと思ってるのだ。

みなさんは自分の脳にだまされてませんか?

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