大阪石材社長ブログ

「自責は感謝」が必ず幸福を呼ぶ

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仏教の言葉は凡人にはなかなか入ってこない。
とにかく清貧な生活態度で欲を離れろと、人間が元来持っている自由さや自在に飛び跳ね思い通りに生き生き溌剌と行動したい気持ちにブレーキをかけるように聞こえるのは私だけだろうか?

自分には二つの顔がある。
一つは自分と自分が向き合う自分だ。
これには自責と他責がある。
いい大人は他責にしないし、現実から逃避して目の前の課題を解決しないということはない。
当然、自責と言う覚悟を持ち、環境を創造して自ら成長していく大人になる。

二つ目は自分と周りの環境や人との関わる自分だ。
これにも周りに感謝するか、不平不満をぶつけるかの二つがある。
当然、「環境が変わればいい」と自己中心的に自分を押し通し不平不満を言うだけではなく、人も環境も肯定的に受け入れ順応して、感謝の心を創って、関わる意志を持ち、環境まで創造、進化させる大人になる。

自責→感謝→心が幸福で満つ→現実を楽しい世界(極楽)にする
他責→不平不満を語る→心を不幸で満たす→現実は不快な地獄の世界をつくる

さて、空海は天才的に自分の可能性を引き出した人だと察する。
大日経の中に「実のごとく自心を知る」とある。
大変意味が深く、自分の心の真実を知るというように訳されているが、もう少し深く読み解くと、自分の心の中に宿っている自然から頂いた神性に気付き引き出すことだ。
言い換えると、自分の可能性を追求するほんとの意味の自分の主人公になる生き様とも言える。

私たち凡人は、自責と他責、感謝と不平不満の相対化した中で迷い苦しんで生きているのが現実だ。
この苦から解放するには自分の可能性を追求し自ら創造する姿勢がいる。
ただ思っただけではなかなか持続しないのも事実である。

そこで、中村天風にご登場頂き、自分を勇気づけるのに『言葉』=『言霊』を使うべしに習うので天風語録を紹介する。
「言葉には人生を左右する力があるのです。この自覚こそが人生を勝利に導く最良の武器なんですよ。」
つまり、絶対消極的な言葉は使わない。
否定的な言葉は口から出さない。
悲観的な言葉なんかはもう自分の言葉の中にはないんだと考えるぐらい厳格さを持っていなければならないのだ。
これぐらいなら我々凡人でも御経のように口ずさむことは出来そうだ。

皆さんは自責、他責に揺れてますかね?

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