人間について

投稿日:2017年9月4日 更新日:

お釈迦とは実に現実を言い当ててる。
人間は「独りうまれ、独り死ぬ、独り去り、独り来る」
これが事実だ。

しかし、「人間世界は愛欲の世界であり」独り生きる存在であるのに、
人間は「愛される」ことに満たされてないと孤独に乾いている存在だ。

だから、殺生、偸盗(不与取)、邪淫,妄語、不飲酒(麻薬、酒におぼれる)が、
愛されないのを満たす行為となり行き過ぎ肉体的にも精神的にも病となるのである。

上記の五つは陽と陰で言うと、自分が行うべき陰の五戒である。
一方、陽の行うべきことは積極的に外に向かって正しい事をする(良心に従う)

これは仏教では「八正道」と言って自分の体と感覚意識を整え、中に保つ教えである。
「我」を「無我」にしないと実践できないのである。
無我にするとはどうする事か?
簡単に言うとコップに角砂糖が入った状態は水と角砂糖は分離してる。

自分の「我」がある。
しかし、コップを掻き混ぜると角砂糖は水に溶けて分離しない状態ができる。
これが「無我」の状態だと考えれるたとえだ。

「愛されたい」「愛したい」という愛欲に惑わされ突き動かされるのが人間だ。
そこに喜怒哀楽のドラマが展開するから実に面白いのである。

御釈迦さんは「独り」という現実と「知識」についても感覚のよって得たものを知識の根拠とせよ。
ということを「梵網経」でおっしゃっている。
その知識以外はすべて「妄想」であり、天国も神もないと断言されている。
実にリアリストであるのが仏教だ。

西洋では「愛」は「博愛」にまで高められ賛美されるが、
仏教は「愛」は「渇愛」と言って苦しみの根源と解されているのである。
随分見方が違うように感じる。

お釈迦は現実に裏打ちされた感覚から得た知識は「苦から解放」することができると諭す。
人間は、「独り」を自覚し、現実から離れた「妄想」を一刀両断することを学べば良い。

「知行合一」は陽明学で言われ、致良知に現実を如実知見して今に行動することだ。

皆さんは人間について仏教的ものの見方如何思いますか?

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