大阪石材社長ブログ

「中道ってどう行動すること?」

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お釈迦さんが教えたかったことは「極端になるな」ということです。
すなわち「苦行と欲界のどちらにも偏りすぎるな」ということだけなんですね。

お釈迦さんは王子の身分を捨てて出家して、6年間の精神修行と肉体修行をし、その後鹿野園(ロクヤオン)で修行で理解したこと、「苦集滅道」の四諦説を説かれた。
その教えはとても簡単なことです。「苦しみ(事実)が集まった(原因)から滅ぼそう(解決法)、だから行動しよう。」ただこれだけだ。
続いておっしゃられたのは、8つの正しい実践である「八正道」で、以下の8つのことである。
正見(正しい見解)
正思(志)
正語(正しく語る)
正業(正しい行い)
正命(正しい生活)
正精進(正しい努力)
正念(正しい思念)
正定(正しい精神統一)

正しいとはどういうことかというと、身体も心も自然体であるということなんですね。
いつものようにバランスが取れている状態のことだ。
しかし一般的には、試合などのような勝負の場面になれば緊張して身体も心も固くなるのが普通です。なぜなら、勝ちたいと思ったり、みんなに見られていることが気になったりするからです。
なので、そんな相対的な自己に捉われず、絶対的な自己肯定の自分を作り出す必要がある。
リラックスして普段通りやれることが大事だ。その状態が一番自分の実力が発揮されるからだ。

その自分を作りだすには、もちろん、自分を信じることが根本ですが、それは普段からの身体を整える練習の量と質が決定的な条件だ。その練習に一心不乱に、ど真剣に取り組むことだ。そして、それには時間がいる。質の高い時間の使い方の工夫だ。
自己肯定の心はど真剣に目の前のことに集中し没頭する自分とその成果を確信することだ。
人間にとって一番大事なのは時間である。なぜなら、二度と戻ってこないからだ。「時は金」でなく「時は命」なんですね。

自分が授かったこの「命」を世のため人のため、もっと言えば世界や自然のために生かしていくことが最も美しい命の使い方だ。それを「使命」という。
どんな立場でもいいから、その場所で一生懸命に命を燃やして生きることに価値がある。
そのためには取り払うべき、乗り越えるべき大きな二つの壁がある。
1.自分の自己中心的な価値観「主観の壁」(自分の価値を絶対化しない)
2.自分の相対的な情報に左右され揺れ動く「感情の壁」(他人の評価を気にしない)
言い換えると、自分の「使命」を外の人の役に立つものにしようという意志を持つことだ。
その態度はいつも普通で中道を生きることだ。

皆さんは中道って、半分という意味だと思いますか?

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