大阪石材社長ブログ

「物心一如」が会社の理念

投稿日:2024年11月7日 更新日:

「物心一如」とは仏教用語で心は身体に備わり、身体は心により働くもので、物と心は一体であると考えられている。「心身一如」「自他不二」も同じような言葉です。
だからこそ、心が高まらなければ物は生まれないし、物が不足しても心がすさんでしまう。

これを真正面からとらえて「物心一如の繁栄」が理想の社会の姿として目指したのは松下幸之助さんだ。1932年のことで、現在のパナソニックグループは250年かけて10世代にわたって実現すると宣言しています。

松下さんに学んだ京セラの稲盛和夫さんは「全従業員の物心両面の幸福を追求する」
同時に「人類社会の進歩発展に貢献する」と書かれたが、自分を振り返って、一生経済的面倒見るだけではむなしいと感じて、心から信じて書いたのではなく、「人類社会」は、あくまでも付けたしであったと心境を素直に語られる姿には感動を覚えます。
でも、一度言った以上は実現させるべく、1984年200億の私財を投じ稲盛財団創設し、「京都賞」によって技術者支援を行われた。わずか創業より20数年のことだ。

大阪石材は「物心両面の幸福追求」するには具体的にどうするかというところに一歩踏み込み、「利他行×MOTTAINAI」と利己心を抑え単に倹約という意味でなく、物の価値を十分理解し生かし、無駄にしないこと。
1.消費の削減 2.再使用 3.再利用 4.敬意 が加えられた4つを、環境分野でノーベル賞を受けられたケニアのワンガリ・マータイ氏の提唱のMOTTAINAIを付け加えました。

経営指針として近江商人の「三方よし」売り手よし、買い手よし、世間よしで私益、共益、公益を実現すべくベクトルを合わせ、行動指針として仏教の六波羅蜜の実践が利他行第一とするハッピーコールにこめました。

「大阪石材ハッピーコール」

気品のある誠実で謙虚な態度(持戒)
    キッチリまじめです
自らの誇りと責任を自覚した利他行(布施)
    バッチリ役立ちます
自信と目標を持って貫徹する忍耐努力(忍辱)
    ジックリ続けます
反省と計画にもとづいた勇敢な挑戦(精進)
    ガッチリ挑みます
価値ある人生のための不断の自己修養(禅定)
    ウットリ夢追います
変化に対応する柔軟な創意工夫と見識(智慧)
    ユッタリ考えます

顧客に感動を与えるために究極の付加価値創造には三つの価値があります。

1.商品の利便性(物質的付加価値)匠の技・芸術的技
2.サービスの充実(関係性付加価値)おもてなしの心・お役立ち
3.心の満足(感性的付加価値・人)無心のふるまい・気品

すべては行動の結果得られるものです。

今期のビジネステーマは、
「ど真剣に取り組もう。仕事にも・人にも」

この理念を行動に移すのが我々の使命です。

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