「奪い合うのか分かち合うのか」イデオロギーを超える

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地球は大きく二つの勢力が闘い成長路線を歩んでいる。
一つはアメリカ型の新自由主義とソ連型の国有化主義、さらには中国の様に一党独裁で生産手段の国有化のイメージが強い国もある。

そこで、トーマス・フリードマンは「グリーン・ニューディール」グリーン革命、緑の経済成長とよんで、資本主義のさらなる成長路線を引いたのである。
これを国連やOECD(経済協力開発機構)が「SDGs」(持続可能な開発目標)と言って、2030年までに17の目標を達成すると宣言された。

リーマンショックで手痛い目にあったのは2008 年のことだが、今は世界中がコロナウイルスで、人の移動が制限され、交易ができずに成長どころかバックせざるを得ない。
イデオロギーで階級闘争をしている時代は終わって、新しい枠組みの時代が来なければ、地球のほうがパンクしてしまうぐらい気候変動が起こっている。

資本論の第2巻3巻は盟友のエンゲルスが編集したものだが、マルクスは晩年高度の発達した資本主義が社会主義、共産主義を経て人間の解放をすると信じていた。
しかし、晩年は資本主義の下での生産力の上昇は人類に解放をもたらすとは限らないと言っているのである。
それは現代の地球温暖化を予言したかのように、生命の根源的条件である自然の物質代謝が攪乱する。
社会の繁栄にとって不可欠な「自然の生命力」を資本主義は破壊する。
資本主義は自然科学を無償の自然力を絞り出すために使い、利用することが長期的視点では搾取的、浪費的であり「合理的」でない。

マルクスが求めていたのは無限の経済成長でなく、大地=地球(コモン)として持続可能に管理する事だった。
それは自由主義と共産主義のハイブリットな社会を創造していただろう。
持続可能な脱成長主義経済だと斎藤幸平氏の著書に書かれている。

奪い合い分かち合うのは二元論で対立させるのでなく、易経の一元論のように、
「太極」(陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる)で示されるように相補的な哲学観が新しい時代を創り上げるだろう。

皆さんはグリーン革命で成長していくと考えられますか?

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