「経済的にも人間的にも成長するハイブリッドな人間」について

投稿日:2021年2月12日 更新日:

大阪で建築石材の仕事をしていますが、コロナの感染拡大防止のため外国人の入国を大幅に制限しているために、大阪にはインバウンド(外国の観光客)がなくなったのと、ホテルやマンションが建たないのが現状。
今後の建築石材需要は厳しくなるという予測が建築部の報告でした。
関西のインバウンドは約2兆から3兆円ぐらいと言われているが、京都や観光地も含めてだ。
もう一つの原因は土地の値段が下がらず高止まりしているので、コストが高くて売値と合わないということだった。

この原因は1971年に遡るレーガノミクスにある。アメリカの新自由主義のフリードマンの株主資本主義を旗印に世界はグローバル化していくと同時に、個々人が資産運用のため株式投資をやりだすことになった。
1989年のアメリカの国民の投資は個人の31%であったのが2020年には2人に1人の50%になっている。

元ブッシュ大統領(息子の方)は「オーナーシップ・ソサエティ」と民主主義は人々が所有者(株主)になることで自立した社会ができると言っていた。
そこで当時401K(確定拠出年金)まで投資することになったが、儲かっている時はいいが、損したときは働く人の年金が払えなくなるのだ。

現代もどうしてデフレがやまないかというと資産はインフレだからである。その原因は世界の先進国が超金融緩和を続けているからである。
この余ったお金が株や為替や土地を動かしていて、ニューヨークダウがトランプ大統領の3年6か月の間に1万ドルも上がったのである。
(注:1万ドルから2万ドルになるのに18.6か月かかった)
民主主義は人々の意見を反映することで、株の売買とは無関係だが金融政策を逆手にとって投資家が動いたのである。
実は本来のやるべきことは財政政策で具体的な公共投資が必要であるように感じる。

さて、日本は良い大学に行き、良い会社に入るのが一番安心した出世コースであるし、友達も違うし情報も社会を作る側のものが入る。だから、小さい時から学習塾に通い、良い大学を目指す。私はもちろん落ちこぼれの人間に属する。

「本を読むのは心の旅、創造力を養う」とおっしゃられ、中之島に桜を植えたり図書館を寄付したりして、自分の頭で考え自分の足で行動する若者を育てたいとおっしゃるのは、建築家の安藤忠雄さんだ。
私も同感ですが、大学を出るまで本一冊を最後まで読みこんだことがない私には資格がないと腰が引ける。しかし、「思い立ったら吉日」という言葉があるように、今からでも遅くない。

江戸時代の職人のように、自分で構想を練って、自分で実際に実現すべく行動する。ごく当たり前のようだが、現代は仕事が構想と行動に分断され分業して生産力を高めている。
全てを見える化した組織で、意味や構想も分かって自分の専門を行動する自立した人間=「考える人」×「行動する人」を養成することが重要だ。車のハイブリッドのような人間だ。技術的にも深く学び、人間力としての幅広い見識と同時に人間の良識(徳性)を磨くことだ。
社会が経済的に発展するだけでなく、人間が自立、自覚、自主の人間力を高め、生きがいを持って働く喜びを得て成長させる時代が来ている。

皆さんは経済的成長も人間的な自立ある成長というハイブリッドな人間をどう思いますか?

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