ドラッカーは「事業は顧客創造が目的だ」と言う。
それは顧客の数を増やすことでなく、顧客の満足を創造することだ。
そして顧客満足のためには、智慧を出して雰囲気や満足を与える環境条件を生み出すことだ。
要するに価格だけでなく、心地よく満足する心への働きかけの付加価値を創造することだ。
組織の目的は二つあって、一つは個人の貢献を得る仕事環境を創造することで、
もう一つは組織を使って自己の能力を磨き人間としても成長する生きがいある仕組みを提供し、個人と組織が調和することだ。
稲盛和夫さんが「仕事は万病に効く薬だ」と言うように、仕事はそれを通じて自分の人格を成長させ、長所を発揮して自己実現する道具である。
飛躍し過ぎるが、子供が車のおもちゃで何時間でも遊ぶような遊具と言ってもいい。
仕事を通じて生活規範ができ、仕事を通じて肉体と精神の健康を養える。
楽しいから続けられるし、続けるから仕事のコツが理解でき、さらにより良くしようと向上心が出る。
また、ドラッカーは「仕事は人格の延長である」と断言する。
できるだけ尊く気高く仕事をやり上げる処に仕事の品格が生まれる。
それは仕事をやり上げる人の人格でもある。
仕事が面白いのは、目的は変わらないが状況は日々変化するからだ。
言い換えると手段、やり方を変化させなければならないからだ。
まるで新聞の記事と同じだ。朝陽が昇り、夕方には陽が落ちる。
人間が活動すると良し悪しに関わらず、毎日記事は変化し違った状況を報じる。
人間は不完全に出来ていて正解はない。変化する現実が生まれるからだ。
しかし、生きがいを持って未来に希望を感じ、目的を持って生きるミッションは、組織も個人も同じ方向を向いて、事業は顧客創造という新たな質の高い付加価値を生む。
この「三方良し」で、物心両面から幸福創造しようというのが大阪石材という組織の目的でありミッションだ。
皆さんは事業・組織・仕事が循環していると思いませんか?
「事業・組織・仕事」
投稿日:2021年11月18日 更新日: