仕事して幸福になる

投稿日:2016年12月18日 更新日:

経済的成長は重要だが幸福な生活を送る一つの条件に過ぎない。
戦後国内のインフラを始め科学技術を駆使し機械による大量生産方式でコストを下げ、
物質的な豊かさ作り出し、消費が美徳とされてきた。

ところが、自然の再生能力を超えてまで貪欲に資源を使った結果、
地球の温暖化や世界の自然の破壊が現実的になり、
2070年には食物・鉱物といった資源も底をつくと予言されている。

子孫のために現代人は叡智を働かせ成長のスピードを緩めても、
幸福な生活をする事ができる方法を見つけ出す時期がきているように感じる。

経済の基本は拡大再生産で適正な生産を決め消費を極大化することで利益を生む。
言い換えると、そこには無意識だが使い捨ての消費を罪悪と感じなくなってる心ができてしまってる。

「もったいない」という、物の価値を十分に生かしきれず無駄になることを嘆く言葉が死語になった。
森羅万象に対して、慈悲、感謝、畏敬の念を持って接してきた日本特有の価値観と自負できるものだ。

それを環境分野で初のノーベル賞を受賞したケニヤのワンがーマータイ氏は、
「MOTTAINAI」を世界の共通語として運動展開された。
基本は3S「REDUS(消費削減・REUSE(再使用)・RECYCLE(再利用)に、
RESPEKUT(敬意)を加えられた概念とされた。

モノの消費を極大化する価値でなく、適正な規模の消費で人間の幸福を極大化する価値観がいる。

京セラ創業者の稲盛さんは「足るを知る」心を養うとおっしゃられている。
仕事の価値観も欧米の価値観とは違って、
仕事は心を高める舞台だといわれる。
仏教的な言葉で「利他行」やりなさいとおっしゃるのである。

欧米のように働くことは神様の罰で、
本来人間は遊んで余暇を楽しむと考えるのではない。
当然余暇を削って仕事してると考えるから、できるだけサボって多くの対価を得たいと考える。
そこには対立構造しか生まれない。

仕事と人間の関係をインドの経済学者J・Cクマラッパ先生は、
「仕事は人間の自由意志を正しい方向に向け、人間の中に住む野獣を手なずけ、
より良い道を歩ませる。仕事は人間がその価値観を明らかにし、
人格を向上する事で最良に舞台になる。」

先生は富そのものが悪いのでなく、
富に執着する事で悩みや苦しみを起こすとおっしゃられる。
インドらしい非暴力と簡素を旨とするメッセージだ。

現代から末来へ私たちはモノと量で計れる眼に見えた価値から、
心と質という人間の眼に見えない価値へ転換を余儀なくされているように感じる。
仕事して本当に幸福になるには!

皆さんは如何考えられますか?

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