幸せに生きるガイドブック

投稿日:2016年6月29日 更新日:

般若心経は260余文字の短いお経だ。
今まで、般若心経の言葉の意味を一生懸命考え、
言葉に振り回されていました。

もっと素直に、もっと単純に考えてみたら幸せに生きる手引書(ガイドブック)だ。
御経を有り難いと奉ってる人には侮辱的になることを許してもらいたい。

「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊・・・・・・・」と続くのである。

鳩摩羅什(くまらじゅう)は観世音菩薩と訳してる。
これはわれわれが知ってる観音さんだ。
慈母観音だとか十一面観音と言って仏像があるが、
「観自在菩薩」の仏像はないのだ。
原語では「アバァローキテーシュヴァラー」を孫悟空で有名な玄奘三蔵法師が訳したのだ。
心が自在に観る(現象の奥を)
また、自分のありよう一方的な観方に偏らないことで
自分に与えられてる現実を真正面から向き合うことを意味する。

次は「行深」である。立ち止まることなく何度も繰り返し繰り返し行うことだ。
その行動はどちらを向いてやるのかが次の言葉である。

「波羅密多」六つ方向で行動に徹せよと言うのだ。
これが「六波羅蜜多」と言って、
「智慧精進 自戒禅定 布施忍辱」の六つの徳目だ。
「時」とは理屈抜きにやってみろというのだ。
そうすると「照見」するとは暗いところでは見えなかったが、
徹底して行動してると光に照らされたようにあらゆる角度から実態が見えてくるというのである。

これが般若心経の真髄だ。
私たち人間は本能心に従い、物欲的な見えるものを追っかけるが、
実はそこには「苦しみ」が湧いてくるが、幸せには生きれないというのだ。
ものの真実が見えないし、自分の我欲で自分を苦しめ迷わせてるというのだ。

そんな完全無欠の人間がいるかどうかは別としても、
これを訳した玄奘三蔵法師は天竺(インド)へ仏典を求め旅したとき、
伝記によると砂漠を歩いているとき進んだ5分の1を後戻りしたとかかれている。

玄奘三蔵法師も人間として怖くなったに違いない。
なぜかレベルは全く違うが同じ人間であることに救われた気持ちになる。

臨済はもっとひどく「お釈迦いらない、ダルマがなんだ」
そんなものありがたがって幸せに生きれないと言い放つ。

禅は実に言葉に翻弄される人間の屁理屈をばっさり切り落とし諭す宗派だ。
恩師小田切は臨済禅を学んでいたこともあり思い出し何度も聞いた話だ。
幸せに生きるにはモノもいるが、モノだけでは幸せになれない。
心のガイドブックがいる。
歴史の荒波を超えて読み継がれ今も読まれている般若心経ではなかろうか?

皆さんの幸せのガイドブックはなんですか?

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