健康はあるものでなく創るもの「養生」について

投稿日:2016年2月10日 更新日:

貝原益軒の「養生訓」と言う本の名は耳にしたことがある。
「健康」と言わないで「養生」というのが気に入りだというのは作家の五木寛之さんだ。

健康と言うのは肉体的な筋トレや運動によって鍛えることの重点があるが、
養生は引き算で逆の発想だ。

薬も飲まない方が良い、針治療も、お灸もしないほうがいいというのが基本だ。
言い換えると医者にかからないで長寿になる方法と言うことだ。

「未病」といって病気でもないが健康でもない状態を治すことが基本だ。
では病気の原因は何かということになる。
二つある。
「内欲」=飲食欲、、性欲、睡眠欲、話欲(しゃべりまくりたい欲)
七情の欲(喜・恕・憂・思・悲・恐・驚
「外邪」=風・熱・湿・火・燥・寒(六気)

結論から言うと「内欲」は慎む、「外邪」は侵入を防ぐ予防策こそ養生なのだ。
言い換えると「心」の持ち方で誰でもできるのである。
老子曰く「人の命は我にあり、天にあらず」と言い切るのは養生しないと短命だというわけだ。

「元気」には「先天の気」と「後天の気」があり、
元をたどれば、万物生じる天地の「気」。
これが人体の根源だ。この気がないと人間が誕生しない。
誕生後は、飲食、衣服、住居といった外物(体外に存在するもの)に助けられ、
元気(後天の気)が養われる。

外物を過剰に取りすぎると内の元気まで害するので、軽めに抑えることが養生だ。
何よりは心を楽しく保つことが一番の養生であると結ぶ。

東洋的な養生は現代の流行するサプリメントや筋肉運動による強化でなく、
自分の身でありながら両親から授かった身で借り物として心身を整える自己コントロールを第一義とする。
将に養生によって命を大切に使わしてもらう学びであり、結果長久が与えられる。
今まで一体何をしてきたか、自問自答せざるを得ない。

皆さんは生命を養生されてますか?

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