頼もしい若者とのゼミ体験

投稿日:2015年7月17日 更新日:

大阪商業大学で学生が社会人と話し、仕事にどう向き合うか、
また社会人とのコミュニケーション力や質問する力などを学ぶ、
「大人と話そう」というゼミ形式の授業を90分やってほしいと依頼があった。

会社のプロモーションビデオを4~5分見てもらい感想や質問を受けながらざっくばらんに進めた。
私が石材業を経営をすることになる経緯や平成7年の神戸の大震災の体験を交え話した。
学生たちは大変興味深く聞き、質問もあり90分がアッという間に終わった。

印象に残った質問は抽象的だが、「成功って何だ?」という学生の発言だった。
一人づつ「成功」について如何に考えてるか発表してもらい、話を深めて行った。

ある女子学生が、
「小さな目標を自分で立て、少しづつ達成する中に成功という達成感を味わい、
自分に自信がつく。
成功には決まった正解はなく、それぞれが目標達成した時に味わう主観的なことだ。」

私はこの答えに感動した。

成功と言うのはモノがたくさんあるとか、社会的地位があるとか、
お金をたくさん稼いだとかという客観的な物差しでは計れない。
どんな小さなことでも努力して達成した時の充実感であり達成感である。
言い換えると主観的なものだ。
主観的だからと言って、今の自己を肯定し努力しない自己中の自己満足でなく、
小さな目標を立て積極的に現実を生きる覚悟を感じた。

自分の人生を自分で少しづつ歩むという責任感と、
誰とも比べないと尊い自分を探すという空気が伝わってきた。

歴代の首相の指南役といわれた安岡正篤さんは、
「成功とは常に苦心の日に在り、
失敗は多く得意の時に因る」

言い換えると世の中は常に変化してるので、成功とは絶えず創意工夫する心がけがいる。
失敗は有頂天になり謙虚さを忘れた時が原因で失敗するのだとおっしゃられる。

同じようなことを孫子の兵法の中にもある。
「治にいて乱 乱にいて治」
政治の要諦は国家が安定し、上手く運んでる時は乱世をおもい調子に乗らないこと、
また、国が荒れているときは腹を据えて心を乱さないで落ち着いて政治に当たれという意味だ。

この女子学生は難しい言葉は知らないだろうが、
生きる構えができていると恐れ入った次第だ。

何時の時代も世の中を変革するのは若者だ。
日本もまだまだ捨てたものではない。(単純すぎか)

幸福も成功と同じで主観的だ。
今、自分の置かれた環境をすべて必然と受け入れれば、
即、人生の成功と幸福を手に入いる。

ところが人間は自分にとって都合の良いことは受け入れるが、
都合の悪いことは受け入れないから悩む。
なかなか必然と思えない自分がいることだけは確かだ。
清清しい若者から素晴らしい気づきをもらった。

皆さんは若者に未来を託すしかないですね?

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