努力の方向は二つある。

投稿日:2014年8月21日 更新日:

「がんばれば報われる」と思うのはごく普通だ。
だが二宮尊徳さんは違うという。
これは人間の本能からの欲求で、
報われなかったら努力しないという根性論だというのである。

本来は人間は天(宇宙)からすでに目でものを見、
耳で聞こえ、舌で味わい、触れて感じ思いをもてるようにできてるのである。

天から与えられたものを『徳』といって、
その備わった『徳』を生かす努力をして恩返しする。
「がんばって報いよう」という努力、お役に立つことが正しい努力のあり方だという。

仏教的に言うと「利他行」だ。
一本の木は最初は小さな木だが日の光と地の栄養(自然の力)で大きく育つ、実るのだ。
このように『一歩をr積み重ねるものが』傷や壁を乗り越えて『知恵』をだす。
これを『積少為大』という。

自然が一番で二番は恩返しの努力、行動(主体的な)である。
恩返しとは与える行動をさし、
努力したら見返りを求める『ギブアンドテイク』は本能的な利己心が主人で奪う行動でなるという。

私たちは無意識に本能が主人になり、
与える行動でなく奪う行動の方法ばかりを考える癖がある。

利他行の努力は発展成長するが、
奪う行動の利己行の努力は自ら孤独になり、人間関係を壊すことになる。

二宮尊徳は田は自然発生的にできない、
1.人間の働きがいる(汗と努力)
2.仲間がいる(絆)
3.根本は自然の力、日の光と地の栄養で成り立つ

こんな現実の米つくりの現場の実態から学んだ知恵だ。
現実絶対肯定し、都合のいいことには謙虚になり、いつまでも続かないと考え、
自分にとって都合の悪いことは目を開けてしっかりと現実を見て観察し知恵を出すのだ。

素直に事実を観察し対応する。
こんな地道な努力を『積少為大』と考え実践した。
幕末の飢饉にあえぐ村600ヶ村の財政を立て直したと記録にはある。

先人に学び努力の方向をまちがわないように自分に言い聞かせる次第だ。

皆さんは努力の方向をどうされていますか?

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