生きること、仕事の構え

投稿日:2014年8月10日 更新日:

業界に新しく参入したときは既存の石材会社から嫌がらせを受けた。
しかしそれは逆に私を奮い立たす原因になった。「発憤」だ。

しかし、その後も社内での裏切利が起こったりして精神が参ってしまい愚痴が出る。
人間不信にもなった。

そんな時「辛かったらやめればいい」と妻は言った。
天邪鬼なのか?
嬉しくなったのか?わからないが、
私の気持ちわかってくれてるというのと同時に、
ムラムラわきあがってきた気持ちは「こんなことで負けてられない」
「私を信じて一生懸命仕事してる人に申し訳ない」という二つの感情が起こった。

世の中を生き抜いていくにはどんな困難にもめげない、強靭な精神力がいる。
しかし、人の痛みがわかる繊細な心も必要だ。

レイモンド・チャンドラー(米国人作家)の探偵フリップス・マーロウが、
一緒にいた女性から、
「あなたのようなしっかりした男がどうしてそんなに優しくなれるの?」
とたずねられたときの言葉に、
「強くなければ生きて行けない、優しくなければ生きる資格がない」
というセリフが当時テレビの宣伝にあった。

カッコはいいが、具体的にどうして自分を磨くのかという方法論もいるがその前に、
どんなことがあっても、自分からあきらめない「覚悟」がいる。
「やめればいい」という妻の言葉が
そんな覚悟の背中を押してくれたように決心できた言葉だった。

それからは強靭な精神力を作るため「苦しみよ!!よって来い」と叫んだこともある。
しかし、そこには利己的で責任感に押しつぶされた独善的な自分がいるだけだった。

どうしても優しくなれないのである。

他人も同じ体験をするように無意識に強要する。
言い換えると指導という名で他人にやらせようとする依頼心である。
個々人の現実の「その人の素の自分」を受け入れ指導するのではなく、
人を生かすリーダーシップではなかった。

『怒りの反対は黙ることではない、「現実のありのままのその人を受容」することだ。』

強靭な精神力と人の痛みのわかる繊細な心はあい矛盾するが
光と影のように表裏一体だ。
人間は不完全だ。
しかし動物と違うのは完全を創造できることだ、死をイメージできることだ。
不完全であるが一歩づつよりよく創造し楽しみ日々を過ごすことが生きること、
仕事する構えだ。

日々反省だが、昨日の自分より今日は少しましな自分になるそれでいい。
二宮尊徳はその小さな積み重ねが大きくなると『積少為大』といってる。

皆さんの生きること、仕事の構えはいかがなさってますか?

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