最初に就職した会社を6ヶ月でやめた時は、
新卒20数名が入ったなかで、3か月でトップセーラーになった。
建築金物のルートセールスだった
当時は新聞の仕事欄を見て飛び込みで会社訪問する。
ところが、どこの会社を受けても辛抱の足らない中古車扱いで相手にされない。
社会を甘く見ていた自分に気づかされ、心が折れた。
10年ひと昔という言葉がある。
本当に仕事をよく理解し、役に立つ仕事をするには10年耐え忍のぶ覚悟がいる。
天職とは自分の外にある仕事のどれかでなく、
今の仕事に自分から惚れていって楽しく創意工夫することだ。
どんな仕事も基本を学んでるときは単調で面白くない。
仕事のやり方がわかるころには、
上司との人間関係やお客さん仕入れ先の人が話す言葉に振り回され、
自分の能力や人間力の無さからくる好き嫌いの価値観に振り回される。
仕事は社会の研究と人間の研究に尽きる。
そこで、35歳ぐらいに社会科学を学ぶことに取り組んだ。
もちろん人間の研究は仏教をベースに東洋的な人間観を東方学術院という会で学んだ。
論語の学而第一にある「40にして惑わず、50にして天命を知るーーーーー」とあるが、
40の時は全く根本的なモノの見方の支柱が細く、虚勢は張って粋がっていたが心は迷っていた。
現実の言動に人が信じれなくなったり、社会の根本の流れが読みとれず時流を追っかけ失敗した。
要するに自分の保身(利己心)が出てきて覚悟する腹が軟弱だった。
自信のなさから責任から逃れたいと無意識に考えていた。
だから、良い話に飛びつき詐欺にあったり、
信じてると言っては人に頼ってしまい裏切られた。
この根本は利己心だ。
いかに利己心を抑えて、
利他行に徹する自分づくりが大事かを理解するのにたくさんの時間とお金を使ったし、
周りの人を傷つけた。
そこで天職には5つの心構えがいることに気づいた。
1、夢・志を高く持つこと
2、世のため人のために利他行優先すること
3、すべては自分が選択したと他責にしないこと
4、どんなことが起こっても諦めないで天が味方するまで努力する
5、明るく、絶対積極意識を持ち続けること
この5つの覚悟が天職を創る事は間違いない。
これを持続させる思いの強さ意志の強さがこれからの人生を創る。
「天職」について皆さんは天職を自分で創っていますか?