育てることは信じること

投稿日:2020年2月10日 更新日:

次女は二人目の子供を今年の4月には出産する。
長男は一才六か月になるが、女と妻から母親になってる。

子供にとって母親は100%信頼しないと生きれない。
逆に母親はその捨て身と思える信頼にこたえたいと100%の利他行をする。
そこには1%の隙間もないぐらい一体となっているのである。
母親の利他行のお返しは満面の笑顔と日々の成長のドラマを見せてくれることだ。

ただそれだけでいい。
そこには打算はない。

社会人になり部下を持つ年代になると部下育成をする時期がある。
仕事を覚え5,6年たてばその役割を担うのである。
これには三段階の育成がある。
1、自分のコピーを創ろうとして自分のやることをまねさせ押し付ける。(主観的)
2、次の段階は相手の性質に合わせて良いところを伸ばそうとする。(相対的)
3、次の段階で相手の心に飛び込んでいくスタイルで親子の信頼関係構築をして、
  仕事の全容や技術を教える。(超絶対的)自他不二
さて、この3段階目の指導ができるには自分によほど自信がないと、
実際には我が子でもないのに、そこまで相手の懐に飛び込むのは勇気がいる。

さて、そう考えだしたときに、はじめて自分について自問自答しだすのである。
人間は意外と自分のことがわかっていないのも事実だ。
さて、以下の四つの事をチェックするといいというのは平澤興先生だ。
1「愚かさ」人間は元来無知だし知らないという自覚がいる。
 知ったか振りしないで謙虚に何からでも学ぶ姿勢ができてるかである。
2、「心の狭さ」人間はどうしても自信ありげに見せたいので、
 頑固になり心をかたくなに偏狭させることで自己アピールしがちだ。
3、「考える力の無さ」人間は記憶してたくさん知識があることで満足するが、
 そうではなく、あらゆる物事を事実に即応して考える力を身に着け、
 現実の課題を解決に導く方法や手段を考え出すことだ。
4、「自分を抑えられないこと」人間は生きるエネルギーは欲望が後押ししてくれるが、
 どうしても悪いと少し思ってるが欲望が勝って自分を抑えられず行動してしまうものだ
 一般に「飲む、打つ、買う」と言われるように、お酒におぼれたり、
 博打にうつつを抜かしたり、男女の交わりに狂ってしまったりするものだ。

考えてみれば、自分が自分にこの四つを全うする自信があるかが問われることになる。
言い換えると部下を信じることは自分を信じることだ。
「自他不二」と互いが仕事・人生の成長を願っての信頼関係が結ばれたら、
成長路線に入ることは間違いない。
育てることは相手を育てることでなく、
自分を自分で育てることなのだと理解が深まるこの頃だ。
男、夫、父親と三つの役割果たせてるか反省する次第だ。

皆さんは信頼関係構築されて子供・部下信じていますか?

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