「道元」に学ぶ

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道元の「正法眼蔵」(諸悪莫作)の中にある言葉で、「善悪は時なり、時は善悪にあらず。善悪は法なり、法は善悪にあらず」
意味=善悪は、その時の状況で決まるが、時そのものが善悪ではない。善悪は因果の方で決まる。その因果の方は善悪ではない。

さて、仕事や人生において、自分にとって善い時もあれば悪い時もある。目の前の現実を100%受け入れないとほんとの知恵がわかない。
この心の構えが一番大事である。良寛は「災難に逢う時節には災難に逢うがよろし、死ぬる節には死ぬるがよろし、これ災難を逃るる妙法なり。」
現実から逃げるなということだ。ところが凡人の我々はまず頭で善悪を決め、悪なら無かったことにするか、その場から逃げ、自分を守ることを考える。
これが利己行である。これでは言い訳ばかり頭に思い浮かぶのも無理はない。心技体の主人は目の前の現実に生きてるのだから、受け入れて対策練るしかない。
それには行動することだ。松下幸之助は二階建ての家を見て、外からどうしても屋根に上がりたいと思った。そこで知恵を絞った。梯子を作って上がった。

行動するにはどうすればいいのかを「正法眼蔵随聞記」巻六にある。「利他の行も自利の道も、劣なるを捨てて、すぐれたるを取るは、大士の善行也」
意味=他人のためにする行為も、自分のためにする修行も、劣っている方を捨てて、勝れる方をとるのが大士(菩薩)の善行である。
上求菩提下化衆生=上を求めて菩提心、下を化して救済する。極め付きの言葉は「冷暖自知」だ。意味=熱い冷たいは自分で知れ。
要するに現実に飛び込んで心でも体でも味わえということだ。参った参った、まだまだ覚悟が足らん自分がいる。

皆さんは道元の言葉どう感じますか?

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