体得こそが身心バランス

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体得こそが身心バランス
駅前には30分リフレッシュと看板が出てる、
ホテルに行けばアロマつきマッサ-ジが大人気だ。
五感で感じる体験型のサ-ビス商品がたくさんあるのに気付きませんか?

それは精神〔ブレイン・マインド〕と身体〔ボディ〕は一体のものであるのに、
イギリスに端を発する産業革命以後肉体労働が機械に置き換えられ、
飛躍的に生産性があがり、技術知識の研究が盛んになり分業による工業化が
進められたことに起因する。

言い換えると人間は技術的に知的な精神労働の方が価値がある方向になった。
情報化社会の現代は工業化による生産も行き届き、
知識もパソコンで処理し手書きもなくなり五感がどんどん衰えてるのだ。
テレビでは食べ物の番組が多いのも味覚を感じたい欲求があるからだろう。

さて、機械を作る職人は五感を通じて何度も失敗しながら体得した技術を修得しなければ、
機械の設計は出来ない。分業すれば知的技術者といわれる人が職人の体得した技術を、
観察分析して分解し機械の部品を組み立て設計する能力〔演繹力〕を持っていることだ。
機械をつくるためには、理工化系の大卒が取り合いになるのも頷ける。

情報化社会では職業は殆どがサ-ビス業化し、人間関係構築能力が求められる。
純粋な身体のみを使う肉体労働は殆どが機械化するか、外国人労働に置き換え
られつつある。

道元は「冷暖自知」と言い放つ。
意味=暑い寒いは自分で知れ

まさに体得せよ!是こそ生きてる実感だ。

ところが、現代のように視覚を中心とした知力による社会を作ったのは、
デカルトの「我思う故に我あり」と肉体でなく知力至上主義を標榜し、
キリスト教の支配から解放された禁欲主義のプロテスタントのまじめな人たちが一生懸命、
資本主義生産様式で働くことで工業化社会を築き挙げ発展させたのである。

さらに、どんどん肉体労働を合理的に機械に置き換え、たくさんモノを作り貧困をなくし、
豊かな社会を夢見て勤勉に働いたのが歴史だ。〔マックス・ウエ-バ-、プロテスタンティズムと資本主義〕

故に精神と身体を分離した社会構造になったことも事実だ。

「考える自分がここにいる」というのはホントに実感だろうか?

私は身体を使って五感でいろいろ感じ内側から沸きあがってきて気血がめぐるときに、
「今生きてる」という実感がある。

身体的な体得=知力〔末学〕+心の働き〔本学〕+肉体の感覚〔嗅覚、視覚、触覚、味覚、
聴覚〕の五感をフルに使って体得。

上記のことが「今生きてる」実感だ。〔本学、末学については以前のブログに書いています〕

知力=光のように一点に集中する対立する理性。〔収斂理性〕虫眼鏡をイメ-ジください。
心=身体から発する体温のように発散し相補的な理性。〔発散理性〕電熱器をイメ-ジください。
(相手を活かす利他心のことだ。)
それに身体的な体得的行為がいる。

「知力×心×体得=自分の今の存在だ。」

江戸時代までの日本では「知力×心×体得」がバランスよく取れていたスピ-ドであったが、
情報化社会では情報が工業化社会の6倍のスピ-ドになるとビルゲイツはいってるから、
必然的に理解する知的スピ-ドと具体的な体得のスピ-ドにずれを生じるのが現実だ。

今こそ、体得を基本のスタンスにした身心のバランスを取り生きてる実感を取り戻す
チャンスの時だ。

みなさんは如何考えますか?

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