「二宮尊徳」に学ぶ

投稿日:2019年10月7日 更新日:

二宮尊徳は、600ヶ村の財政を立て直した江戸時代の人物だ。
「倹約、勤勉、推譲」という心構えをまず建て直し、
自然災害が起こっても、餓死者がでないようにあぜ道には粟・稗を植え、
新田を開墾して耕地を広げていった。

まずは「心田耕不尽」と言って、心を耕す事から始めたのである。
自然は恵みをたくさんくれているが、人間が手入れしてやらないと収穫も多く取れない。勤勉にこつこつ努力することをすれば自然はたくさんの恵みを与えてくれる。
心に希望を持ち、倹約して勤勉に働き子孫へ譲り渡す。
たったこれだけのことを習慣にして、こつこつやる心構えを作るのだ。
田は春に苗を植え、夏には雑草を刈り、害虫から守ってやる。
秋には豊作を与えてくれる。
祭りは神様(自然)に感謝をこめて祝う儀式なのだ。
だが人間には利己心という、自分が勤勉に働くのではなく怠惰に過ごしたい、
自分だけ多く貰いたいという貪欲さが出てくる。
そして他人を羨んだりして自分を卑下する心を持っている。

こんな言葉を残している。

「見渡せば 敵も味方もなかりけり、おのれおのれが心にぞある」

 二宮尊徳

稲盛さんは「誰にも負けない努力」をしたら天が味方してくれるとおっしゃっている。
時代は違うが、日本には自然と共生する素晴らしい哲学がある。

皆さんは、敵・味方を創ってませんか?

-生き方
-