世の中には幸福な人と不幸な人がいます。
ブログにも何度も書きましたが、「幸福だ」と思う心を創ることですが、具体的にどういうことかと言いますと「仕事から帰って、まずビール」と缶ビールを飲む、「この一口がうまい」といつも同じセリフを言うと家内は言う。
平凡な日常の当たり前の中に幸福を発見する。これが幸福な人だ。
毎日決まった時間に置き、仕事に出かけ、誰かの役にたっているというのも、幸福な人だ。
会社や集団で仕事をすると一人抜けるとみんなに迷惑をかけるので頑張ろうとするのも事実だ。
案外自分との約束は破っても誰にも迷惑にならないので、ついつい自分との約束は甘くなる。
仕事となると、仲間やお得意先や仕入れ先と言った人との関係があるので、守らなければならない。
稲盛さんは仕事観に対して、人間関係よりもさらに突っ込んで、規則正しく生活習慣ができるので、「万病に効く薬」と表現される。健康とは「健体康心」と言って身体はもちろんですが、心も安らかになる。
身心両方共がよくなる。だから仕事は「万病に効く薬」と断言される。
弊社の幸福創造の元は幸福追求カンパニーだった。幸福が外にあることになり探しに行くことになる。
桃源郷のような理想が外にあるんではなく、自分の心の中にこそあるんではないかということで、現実の仕事や生活の中に見出し、少しずつより良くするプロセスを楽しむから創造カンパニーに変えることにした。
仲間とともに、具体的に一歩ずつより良くすることこそが自分つくりの人生そのものだと考えるからだ。
たとえば逆に世界中旅して生活する人もいるだろうが、その人をうらやみ自分は不幸だと思わないことなんだ。他人と比べないことが幸福への入り口と言ってもいい。人それぞれの生い立ちやら性質があって、違うことこそ人間成長のヒントになる。
金子みすゞの詩の中に「みんなちがって みんないい」という素直な心に響く言句を思い出す。
言葉は言霊と言って、魂がこもっている。
だから、積極的な言葉を使うことが大事で、消極的な言葉は使わない。
なぜなら、思いが現実化するのでマイナスの言葉を使うと、マイナスの現実が現れる。しかし、現実に自分にとってマイナスのことが起こったら、どう対処するかを考えると、事実に「感謝」することから始めれば、事実を受け入れ対応できる。
どんな人も冷静な時には「感謝」できるが、何か突然起こった時に行動できるかが重要だ。それには、日々感謝を口にして習慣化することだ。習慣は第二の天性と言われるぐらい大事なことだ。
毎日、起床時間決めて朝食をして、会社に仕事に出かける。これほど規則正しい身体と心の使い方はないのである。
幸福は当たり前の現実の中にいっぱいある。
森信三先生は「真理は現実のただ中にある」
こんな近いところにあるのに気付かず、外ばかり見て探しているのが私たち凡人だからだろう。
白隠禅師の坐禅和讃に、
「衆生近きを知らずして 遠く求むるはかなさよ
たとえば水の中にいて 渇をさけぶがごとくなり
長者の家の子となりて 貧里に迷うにことならず
六趣輪廻の因縁は 己が愚痴の闇路なり
闇路に闇路を踏みそえて いつか生死を離るべき
それ摩訶衍の禅定は 称嘆するに余りある
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われわれ人間から見ると、世の中すべて逆に見えてるようだと白隠禅師は諭される。
みなさんは日々当たり前の中に幸福創造を見つけていますか?
「幸福創造カンパニー」の意味するところ
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