大阪石材社長ブログ

「南無阿弥陀仏」に思う

投稿日:

南無阿弥陀仏=ナムアミターパと言ってサンスクリット語です。
ナム=帰依する。インドのあいさつするときに「ナマステ」と言いますが、「ナマス」=あなたを敬います。「テ」=あなたという意味ですが、南無阿弥陀仏のナムは帰依するという意味で、「アミタ―パ」は無量の光・無量の寿(命)を敬いますという意味で、阿弥陀仏は人間が偶像化して作ったものですね。

日本に仏教が入ってきたのは538年で、大化の改新645年には中央集権の国家組織ができる。
聖徳太子は神道に儒教や仏教を取り入れ推古天皇12年(604年)に、日本最古の成文法十七条の憲法を制定して、貴族や官僚、豪族の行動規範を示し争わないで話し合いで物事を決めるようにした。

話は元に戻しますが、ナマステは日本では「挨拶」と同義語だ。
「挨」=押す、「拶」=迫るという意味だが、元来は禅宗の「一挨一拶」(碧巌録)からくる言葉で、禅宗の師匠が弟子の悟りの深さを確かめるために繰り返し問答することを意味する。
それが自然と日常の礼儀作法のように変化していったと考えられる。

「挨拶」は自ら胸襟を開いて近づきますよという意味と解したらいいと思いますが、昨今の日本はネット社会が進んで、メールやラインなどSNSを使って、リアルな会話が少なくなって、挨拶がなかなかうまくできない環境下になっていることが、情報化社会の日本の現状ではないかと感じる。

ITの社会ではリアルが重要で、特に挨拶は大きな声で明るく言いなさいと躾けられたものだ。
ますます進化するIT化された社会には人間と人間の関係が重要視されるように察する。
それには「挨拶」が人間信頼関係の構築には役立つことは間違いない。

皆さんは挨拶しっかりされていますか?

-生き方
-