「自因自果」の法則

投稿日:2018年9月12日 更新日:

母親が責任感を持たせるために「他人のせいにするな」と叱られていた。
どうしても納得いかなかったので、仏教的にはどう解釈するのか調べてみた。
実に上手く解説されているので紹介したい。

仏教では行為のことを「業」という。
この業(ごう)には三つある。
1.現実の中で自業自得というように、自分が人を無視したから嫌われた。
 という自分の行為に原因があるという意味。
 (今の意識レベル)
2.現実の問題でなく、自分が過去行ってきた善悪の行為のすべてが影響すると言う意味。
 (顕在意識レベル)
3.自分の過去だけでなく、遺伝子レベルで受け継がれた先祖の行為も影響すると
 いう意味だ。
 (潜在意識レベル)

この業(行為)が原因だと言い切る。
たとえば、好きになって結婚する。
しかし、旦那がアルコール中毒で働かない。
これも自因自果で、自分の行為が悪いと反省することが正しい心のあり方というのである。
相手があるので少しは相手も悪くないと言いたい。
半分ぐらいは悪いのか3割位とか迷ったり悩んだりするのが一般的だ。
これを全面否定するのが仏教の諭し方だ。

相手の価値観や善悪は問わず、「因縁」の縁というのである。
これで解るように解決の方法は、
1.自分の行動を変えること。(因果応報)
2.「縁」とは人でも環境でもよい。断ち切ることだ。
この二つの決断と覚悟で、課題は解決するのだ。

さて、人間が生きるのには二つを充足が必要だ。
1.生きること(狭義で肉体を維持する)
2.幸福になる(心の満足をえる)

現実の経済的に発展した日本では生活する事に困らない環境がある。
求人倍率が1.6倍であり、就業者が減っていて何をしても生活できる。
困窮すれば生活保護も受けれるのである。

だから若者は自分の価値観を実現する自己実現を考えるようになり、
個々人の価値観を充足させる環境を探す個人主義が蔓延する。

言い換えると「当たり前」の事が共有できないで、ばらばら価値観が蔓延する。
これを価値の多様化と言っているのが今の日本ではないでしょうか?

さて、「縁」について深めると、
幸福になるには「良き縁」を引き寄せるように行動することが望ましい。
仏教では、「身口意」と人間を三つに分けて諭す。

「自因自果」ですから、
1.身のこなしも横暴な態度や礼儀なく他人を傷つけるる行為では良い縁が来ない。
2.口も不平不満ばかり振りまいたり、他人を始め周りの愚痴ばかり言っていたら、悪い縁を呼ぶ。
3.身と口は「意」自分が何気なく思ったときに善悪を分けて悪いことを思っては悪い縁を引く。
この「思う」ことをすべて「善」を思いなさいというわけだ。
すると良き縁がよってくるというのである。

実に解りやすいが感情のある人間には実現させることは難しい。
私の人生を振り返って、100%「善」を思い浮かべて生きたということはないと断言できる。
心はいつもゆれて動くからだ。

「喜怒哀楽」の感情がでるのが偽らない自分だ。
しかし、1%でも善に近づける努力をすれば、縁も1%は良き縁になるに違いない。
この心構えを作るのが人生の使命であり、幸福になる最善の方法である。

皆さんは「自因自果」の法則いかがおもいますか?

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