リオデジャネイロ五輪体操の金メダルに思う

投稿日:2016年8月12日 更新日:

スポーツはフェアプレーのゲームで最高に素晴らしいというのに、
ロシアのドーピング問題で出場制限がかかった。
またテニスや卓球のように個人プレーでなく、二人で競い合う場合は、
相手が打ち返しにくいところにわざわざ打ち込むという作戦も必要になる。

お人好しの善人では勝てないのも事実だ。
逆に根性が悪くなる競技もあるが、ルール内でのフェアプレーは変わりはない。
また時代によってルールは変化するが、筋肉質な体質に合った方向に変わって行く様な気もする。(日本人的体質には不利と言うこと)

さて昨日の内村航平君の個人総合のダブル金メダルは、すがすがしいスポーツマンシップを感じた。
テレビでは優勝の会見のときに、
記者から「あなたは審判から好意的に見られていると思うか」と言う質問がきた。
その時、二位の銀メダル受賞者のベルニャエフ選手が不快感を示し、
「採点はフェアだと選手みんながわかっている、無駄な質問だ。」清い態度に拍手が起きた。

内村選手との年齢差は5歳のベルニャエフ選手は22歳だ。
内村選手は「次の大会ではベルニャエフ選手には勝てない」と彼の演技をたたえた。

相撲では「心・技・体」と言って人格が問われる。
ただ勝つだけではない。

「技と体」は若い人は持ち合わせてる素質であるが、
「心」は何のために演技をするかと言う哲学的な意味がいる。

それには心の変化が五段階ある。(スポーツであれ音楽であれ一芸を体得する意味)
第一段階は親や友人から進められたり、
何となくやってみるという義務的な気持ち、よく思われたい受身から始まる。
第二段階は積極的に面白みを見つけ好きになる。
第三段階は競争相手を見つけ必死に自らの技を磨き勝とうと努力する。(自己愛・利己行)
第四段階は自ら必死になって目標達成しようとするときにサポートしてくれる人への感謝の気持ちで支えられ、恩返しのためと言う自分以外の人のために努力する。(他己愛・利他行)
第五段階は最後の段階は人間の世界での価値観を超えて、自らの命に感謝し、
宇宙の法則に乗っ取った動きを体現しようと誰の目も気にしない域まで達する。(達人)

今回の内村選手は将に「心・技・体」を具現化した選手である。
ここまで真剣に体操という課題と向き合い、自らの弱さと戦って得た金メダルだ。

達人だ。

自分に置き換え、日常生活で、
生活するということに、ど真剣に向き合い仕事・人生を送っているか考えさせられた金メダル受賞だ。

皆さんはどんな金メダルに挑戦してますか?

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