自分を創る

投稿日:2016年8月9日 更新日:

仏教では人間には三つの毒「三毒」があると教える。
1.貪欲(どんよく)=何でもほしがり自分のものにしたい。
2.瞋恚(しんに)=怒り、憎しみを抱く。
3.愚痴(ぐち)=無知で解らないことを不平不満をこぼす。

吉田松陰は30歳(満29歳)でこの世を去った。
熱血漢の人であると同時に行動力もあり、また多くの同志と共に学び影響を与えている。

安政6年(1859)2月「己未文稿」

「怒りを懲(こ)らすと慾を窒(ふさ)ぐと、
英雄の雙(そう)工夫。
慾を窒ぐは猶ほ容易、
殊に怒りを懲らすに於いて輸(やぶ)る。」

意味=怒りを抑えることと情欲に迷わないことの二つは英雄の工夫すべきものである。
情欲を封じ込めるのはまだ簡単だ。
特に怒りを抑えることに失敗する。

若き吉田松陰は志に燃えていた、京都にやった草加や高杉が行動をもたついてるときなど、
手紙でも怒りをあらわにし、今こそ行動だといっている。
当時のイギリスや、アメリカなどの欧米の列強に奴隷化されない志を持っていたからだ。

また人間の慾には富貴、功名、毀誉褒貶といった権力欲もある。
こんな人間世界の他人を見ての行動に決着をつけがたいのも慾だ。
安岡正篤さんは王陽明の研究の中で、陽明が弟子に「私も他人を気にしなくなるの40年かかった」と語っていたと書かれていた。

そう考えると吉田松陰は日本人にこだわっていたからこそ怒りを覚え、
攘夷が果たされない苛立ちがあったに違いない。
人間は年齢と社会の状況、それに志のあり方で行動が決まる。

松陰の怒りは「祈り」であったように思う。
完璧な人間なんかいないが、志がない人間は三毒に振り回されて生きるしかない。
私が仕事を始めるとき「志と生活をする」と言うことは全く裏表のようになっていなかった。
志は命がけの行動でなく、空想に過ぎなかったと今振り返っておもう。
現実に困難なことにぶつかったときの逃げ口上だった理想論は!

山坂、まさかの現実の中で、仕事・人生を現実絶対肯定し、
もがき、体当たりで解決する結果自分の道ができることは間違いない。
これからも自分の仕事・人生を誠実に真摯にコツコツ体当たりで道を創っていく。

皆さんは社会人としての自分創り如何なさっていますか?

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