道具の時代と機械の時代の違い

投稿日:2017年3月22日 更新日:

太陽の銀河系ができて138億年、地球ができて46億年となる。
この太陽系に星が1000億あり、宇宙にはほかに1000億の銀河系があるといわれている。

宇宙はとてつもなく広く膨張し、星は生成化育を繰り替えし、
宇宙の塵が集まり星が生まれ、何億年という寿命をへて消滅するのである。
地球の残り寿命は50億年といわれるのは天文学博士の観山 正見先生だ。

星が消滅するのは二つのパターンがある。
1.一瞬にして細かくガスのように塵となり消滅する。
2.内部のエネルギーが噴出しマグマのようになって飛散しながら消滅する。

さて、人類は50万年前に登場するのであるが、
ホモサピエンスになり二足歩行するようになった時は、
洞窟に住み、他の動物が怖くて、外に出て行って狩りしたりするのが怖かった。
ところが人間は徐々に自然の中に入って行き自分の身を維持し守るために、
道具を作り環境を自分の都合の良いように進化と退化を繰り返し、環境創造してきた。

他の動植物はもちろん環境(気候や天敵)に適合するべく少しづつ変化させて生き残った。
人間は本能の循環に、行為による歴史を作ってきたのである。

1700年の中ごろから道具が機械に取って代る画期的発明をするのが産業革命だ。
蒸気機関と言って道具が人間の手を借りず自分で動き出す機械だ。
このお陰で大量に輸送できたり、大量に生産できコストも下げられ、
なお、肉体的な苦痛も開放される事になった。
省力化と時短、生産力アップを実現したのである。
経済的側面は大変素晴らしいが、一方人間疎外という課題が起こってきた。
機械に労働が奪われるとイギリスでは機械の打ちこわしがあった。

一方、近年はさらに加速化して、
機械が人間のようにロボットとして単能から多能になり進化し続けてる。
人間が便利と思って作った機械に人間が創意工夫する頭脳も奪われてしまう結果になってきている。

比喩的に表現すると、
1.登山で山の頂上めざし自分で登る(道具の時代)
2.ロープウェイに乗って山の頂上に着く。(機械の時代)
確かに2番の方法では時短になるし頂上からの絶景は楽しめ、
肉体的苦痛はないがタフな精神ができない、人格ができないといえる。

人間のタフな精神というのは、
自然と人間が向き合い道具を作って、
自ら急斜面を登る行為の過程にできる。(プロセス思考)
ところがロープウェイという機械は結果は同じだが、
過程の創意工夫がないから心のタフな人格はできない。(結果思考)

食品で言えば冷凍食品だ。
ここに人間としての愛情が感じれるか?
結果の食事は同じだが、手間ひまかけたお母さんの料理は登山と同じだ。
登山家は「努力」「忍耐」「チームワーク」を学ぶのだ。
これこそ「徳」が身につくと言うことだ。

先日、国会の討論をテレビで見ていたとき山本太郎議員が麻生大臣に、
「人生で2番目に大事なものは何ですか?」と抽象的な質問をした。
麻生大臣は、
「朝、希望を持って目覚め
昼は懸命に働き
夜は感謝とともに眠る」と答えた。

百戦錬磨で政治の世界で舌戦してきた登山家の言葉には違いない。

皆さんは人間の「徳」をいかにして身につけられましたか? 

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