人生の目的は魂を磨く事

投稿日:2016年12月27日 更新日:

京セラの稲盛さんは「欲に迷うのが人間の性、放っておけば、
際限なく財産や地位、名誉をほしがり、快楽に溺れかねない。
しかし、こういうものはあの世へ持ち越せない。」

そんな中でたった一つ亡びないのが「魂」だといわれる。
この魂は現実の中で苦楽を味わいながら一生懸命生きて、
生まれたときより少しでもましな人間になることだと断言される。

欲望や怒りという悪しき思いをできるだけ抑え、
「世のため人のために」良きことを思い努力を積み重ねることが持続可能な成長発展だそうだ。

そのために、集団の統治は「王道」で、力ずくの「覇道」ではだめで、
古来王道の徳治には三つの徳からなる。
1.仁(他を慈しむ)
2.義(道理にかなう)
3.礼(礼節をわきまえる)
王道を1924年に神戸に降り立った中国の革命家孫文が講演で日本に問いかけたが、
日増しに帝国主義化する日本は覇道を選び戦争に突入していった歴史がある。

欧米の多くの企業や昨今の成果主義の日本の企業も資本の論理で、
権力による人事権で従業員を管理したり、
金銭のインセンティブで人間の欲望を操る覇道の経営が横行してる。

今こそ、資本の奴隷という経営から人間が中心の経営に舵を切る時期がきてる。
心を高め自らの魂を磨く事で経営を持続的に成長発展させる覚悟がいる。

この目的は生きてる限り持ち続けられる目的だ。

「健体康心」という比喩で考えると、
筋肉運動して「身体の体格」を強化するために運動やサプリメントなどを使っているが、
一番は眼に見えない康心の「心の体質」を高め磨くことで、結果体格管理もできるのである。

王道の経営ができるかは現実の問題だが、
自らの魂のレベルがどこまで磨けているかによる結果で決まる。
どこまで磨けるか解らないが末来の時間が楽しみである。

皆さんの人生の目的はなんですか?

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