統合型の経営から分散型の経営へ

投稿日:2020年2月26日 更新日:

言い換えると「利他行」の経営ということに尽きる。
情報化社会が情報のスピードを速くしただけでなく、
従来のピラミッド型の社会組織をラクビーボールのように、
消費者と生産者を対等な関係にした。
ラクビーのボールは真ん丸でないから、変則的な動きをする。
現在のマーケットは大変楽しい商品やサービスが登場するチャンスでもある。

メルカリのように個人が商品を出品して、
個人が購入する個人間取引の市場は増えている。
さて、このように市場がメーカー発想のマーケティングや、
新商品といった方向性では成り立たない時代になっている。
従来の「より良いものをより安く」という大量販売でき、
言い換えると生産体制が「PDCA」を回し最高の効率を実現して作る商品では、
対応できなくなってきている。
男性の背広は今や誂えが主流になり既製服志向ではなくなりつつある。
個々人の好みは違うし、生活スタイルも多様化してるからである。
要するにマーケット一つ一つが小グループ化し、
個人のこだわり価値を表現する商品を求められている。

左脳を使った垂直思考の論理的な収斂理性(虫眼鏡)を使った商品・サービスでなく、
人間そのものの心の奥の感性に触れる愛ある商品・サービスの右脳を使った、
発散理性(電熱器)での商品を求めている。
女性の感性発想が求められる時代と言っても過言ではない。

情報化社会は経済社会を縦型社会から横型社会に変化させたのである。
当然、従来の「より良い品質をより安く」と企業は統合型でビックになればなるほど、
効率がよくなり発展してきた経営を批判して、右脳を使った商品開発をして、
各店舗が個性的で地域の価値を代表するように変化させていく店舗づくりをすることだ。
効率で手間を省くことでなく、
効果を考え人間のやさしさを付加した手間をかけることで人間のぬくもりを伝える商品であり、
分散型の自分の範囲内で解決する規模の経営が望まれる。

統合型の経営から分散型の経営へ皆さんは情報化社会に対応するために思考習慣どう見直されていますか?

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