大阪石材社長ブログ

「心の姿勢」

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スポーツは大変フェア(公平)な競技だ。
野球ではアメリカのメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が人気者だ。
最近はサッカーのようなチームワークと個人の技量が問われる競技に子供たちは夢中だ。

さて、日本でスポーツと言えば相撲だ。
単に技術や体力強化だけでなく心を問題にするのが日本流だ。
「心技体」と言って、心の姿勢を問うのであるが、ややもすると根性論になってしまい、身体が動けなくなるぐらいまでやるので、いじめのような指導になりがちだ。
私も学生時代陸上部に所属していたのだが、練習で少しでも手を抜いたりしたら400mトラックを50周走らされたり、足腰を鍛えると言ってはうさぎ跳びを何十回とやらされた。
さらに、夏の暑い時期にも関わらず、水は飲んではいけないというのだ。
非科学的だったように思うが当時は当たり前だった。
それでも倒れたりする選手はいなかった。

さて、「技」はスキルのことで、例えばランニングなら走り方の練習や走り込みをする。
「体」は筋肉づくりで、足の筋肉鍛えるのに車のタイヤを引っ張って走っていた。
競技によってどこの筋肉をどのように付けるかが違ってくる。
ボディビルなら、重量の重いものを上げるようにすれば上半身の筋肉がつく。
「心」は「技」と「体」によって作られ、「技」は五感によって作られ、「体」は競技によって鍛えるべき場所は違うが、道具を使ったりして筋肉を鍛えることによって強くなる。

「心」は「意」を創る。
「意」は五感通じて意識となるが、過去と現実という時間が創り出す。
さらに心に「意志」がいる。
「志」はまだ見ぬ未来(時間)だ。
人間の想像力で「夢」や「理想」を描くことだ。
ところが、よほど強く強く想わないと持続せず、諦めてしまいがちだ。
自分を創るのは外的環境ではない。
外的環境も自分で創り、自分の「心技体」を道具として、「志」を実現する自分を創造するのが本当の主人公の自分だ。

中村天風は「心ひとつの置き所」と言っている。
彼の語録をいくつか紹介する。
「運命だって心の力が勝れば、運命は心の支配下になるんです。」
「心の思いが人生を創り、感情が運命を左右する。」
「怒らない、恐れない、悲しまない。」
「できると信じればできるようになる。運がいいと信じれば幸運がやってくる。成功すると思えば成功する。」
普通は消極的に売れないと思うから売れない、運が悪いからと思うから不運になる、失敗すると思うから成功しないのだ。
ただそれだけの事だ。 誰の心にも元々強い力が備わっている。

皆さんは心の姿勢しっかりしてますでしょうか?

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